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学校説明会レポート(2014年度)

※説明会には編集員および協力員(保護者)が参加しました。

お茶の水女子大学附属小学校
第2回説明会 2013年10月12日(土)9:30〜10:15

参加者 お茶の水女子大学講堂席約5割
配布物 募集要項
販売物 学校案内(100円) 学校出版物(600円〜1200円程度)

映像上映しながら学校紹介

■学校の使命
学校の使命は、大学附属校として大学と協力して教育の研究を行い、日本の小学校教育の進歩・向上のために貢献すること。

■教育の特色
・研究実験校として、「ことば」「市民」「自然」「アート」「生活文化」「からだ」など、
 学習指導要領の教科とは異なる独自のカリキュラムを編成。
・総合的な学習の時間にさまざまな校外学習、体験的な活動を行う。
・他校教師や大学教授らとともに共同研究を行う。
・教育実習生やインターンシップの学生などの受け入れを行う。
・帰国子女を積極的に受け入れる。
・4年生以上は教科担任制。
・シティズンシップ教育に取り組む。シティズンシップ教育とは公共性リテラシーの
 育成であり、子どもが友だちと自分の違いを排除せずに理解し考える力を養うこと。

■学習活動
登校 8:00〜8:10 朝あそびのあと、朝の会として円陣になってスピーチ
下校15:30
40分授業

1年〜3年はオープンスペースの教室。グループ行動や言語活動を多く行う。算数などでも自分の意見発表を行う。
授業は「ことばのじかん」「市民」「生活文化」など。「アート」の授業では身体性重視の活動を行う。どの授業も学び合いを大切にする。
校外学習として、東村山の校外園で野菜を栽培。
林間学校、音楽会なども実施。
給食は温かい食べ物を提供。

教育の詳しい内容については、学校案内や本校出版物を見てほしい(『授業実践集』、雑誌「児童教育」など販売)

■生活・安全面
安全対策として、防犯カメラ、保護者入校証、警備室設置。教師による校外下校指導および保護者による安全パトロールを実施。保護者引き取り訓練実施。児童通学班あり。
食料備蓄。

給食は食育を行い、アレルギー対応も行う。

保護者との連携として、PTA組織あり。安全パトロールやベルマーク集めなどを行う。6年間のうち1回はPTA役員を務めてもらう。

教育後援会あり。校内備品や図書関連、コンピュータ関連、人件費などの後援をする。

■入学検定
・募集人員 男児25名程度 女児25名程度
・出願日と検定日は、自転車、自動車での登校は禁止。
・検定は携帯電話、タブレットなどの持ち込みは禁止。遅刻は認めない。
・出願手続は生まれ月によりA〜Cグループに分けて行う(男女共通)。
 書類に不備のあった場合は受け付けない。
・1次検定と3次検定は抽選。
・2次検定はAグループは12月10日(火)、Bグループは11日(水)、
 Cグループは12日(木)に実施(男女で開始時間が異なる)。
・インフルエンザ感染または感染疑いの場合、2次検定は受け付けない。

■保護者質疑応答
主な質疑応答(副校長が応答)

・通学区域は?
― 東京23区以内。通学時間の規定なし。

・夫が単身赴任中の場合、出願書類に記載する保護者名は?
― 東京に残っている者の指名を記入。

・入学後の保護者転勤の場合は?
― いったん退学し、2年以内に戻った場合は復学を認める(試験あり)。
  ただし1年生の1学期は在学していること。6年生の復学は認めない。

・望む子ども像とは?
― 募集要項表紙裏に「お茶の水女子大学附属幼稚園・小学校・中学校・高等学校が
  共通にめざしているもの」として記載してあるので読んでほしい。
  →主な内容:「教育の柱」は「自主的にものごとに取り組み、自分の考えを持ち、
   他者との協力関係をきずくことのできる幼児・児童・生徒の育成」。
   「研究の柱」は「乳幼児期から青年期までの教育を人間発達の視点からとらえて
   カリキュラム開発を行い、各校園の連携のもとに実践・研究をすすめ、
   その教育効果を評価すること」。

・出願手続は父母以外が行ってもいいか?(当日父母が都合が悪い場合)
― かまわないが、書類不備の場合は、その場で書き直してもらうことがあるので、
  なるべく保護者がよいのでは。検定時は必ず保護者が来ること。

・教育方針について、独自教育とあるが、一般の学校の教育との違いは? 
 また教育方針の変更はどれくらい行われてきたか? 
 研究テーマとはどのようなもので、在学中変更したらどのような影響があるか? 
― 本校の教育目標「自主共同」はいつの時代も変わらない。
  子どもの自立を大切にする。しかし、社会や子どもは時代によって変わるので、
  研究テーマは社会情勢や子どもの様子をみて設定する。
  研究テーマは3年〜5年のスパンで変えている。
  現在の研究テーマは今年で3年目となるので、変わる可能性がある。
  いずれにしても、子どもに何が必要かを常に考える。
  現在のテーマ(シティズンシップ教育)は「自分と異なる他者の存在を認め、
  違うところも切磋琢磨しながら高め合う」こと。

・心のケアは?
― スクールカウンセラーを設置。子どもと保護者両方に対応する。
  ケアに関して大学との連携も行っている。

・遠方からの通学の場合、登校のケアなどは?
― 家庭の責任で通学してもらっている。1年生は保護者が送りに来る児童もいる。

・2次検定では心身の発達を調べるとあるが、服装は?
― 動きやすい、ごく普通の服でよい。

※すべての説明会で行われた保護者との質疑応答をまとめ、HPに掲載する。

■副校長より
今年創立135年を迎えた。本校では新しい教育と伝統としての教育の両方がある。
公立校との違いについて、プラス面は常に新しい教育を研究する学校であること。マイナス面は、通学距離が長くなるため事故が心配であること。地域の友だちをつくりにくいこと。1クラスは35人で学校としては多いほう。一人ひとりへの対応がどうしても手薄になる。

学費は入学時は約40万円。2年生以降は20万円ほど。

出願に際して、自分の子どもに合うかどうかを検討してほしい。


東京学芸大学附属世田谷小学校
2013年10月1日(火)10:30〜11:30

校内児童館(講堂)にて開催。参加者は800名ほど。
スーツは少数、スカート&ニット、パンツ&ジャケットという比較的ラフな姿が多数。
乳幼児を連れた参加者が比較的多く(志願者の弟や妹)、また通学区域が限られているため会場で
挨拶を交わしているお母さん方も多かった。
10:30からは女子の説明会で、男子は同日13:30より開催。
内容は同じとのことで、受付には男子用の願書も用意されていた。
上履き、下足袋を持参。

■配布物
学校案内、平成26年度入学志願者募集要項、入学願書、入学検定料振込依頼書
*入学願書は志願者の男女によって色(白、ピンク)が違うので注意

■説明会の内容
司会・進行は、副校長先生。

●スライドによる学校紹介
校歌や校歌同様に古くから歌われている藤棚の歌などをBGMに流しながら1年間の行事や学校生活の様子を紹介。

●校長先生からのお話
明治9年創立、日本でも有数の歴史を持つ学校であると自負。
先生たちも熱心で、ぜひとも皆さんと一緒に勉強したいと思っている。ただし学校というものは縁であり、そもそも学校が長い人生の最終目的ではない。
国立といっても他の公立の小学校とそんなには変わらないが、自主自律であることが特色。
入学式とは言わず入学の会、チャイムがなく、朝の朝礼の代わりに子供たちが主体として行う会があるなど、他の学校に比べて自由な学校と感じるのではないかと思う。
東京学芸大学という教員養成系大学の附属校としての使命がある。現在も70名を超える教育実習生がいる。教育の実験校として新しい試みを行い、それを地域や全国に広めていくという役割も担っている。よって教員は年に何回も行われる研究会などに力も取られ、そういったなかで普通の小学校よりもせわしい環境にある。
このような学校の特色をよく知ったうえで、志願を検討していただきたい。

●副校長先生からのお話

【附属小学校の使命】
(1)初等普通教育(公教育)を行う
国立の附属小学校ではあるが、行われる教育は学習指導要領に則った教育をすることが原則。

(2)先進的な教育理論を実践
公教育を担うのはベースではあるが、ひな型をトレースしていくだけではなく、次のひな型をどうやって作っていくか、10年20年先の日本の教育はどうあったらよいかを一緒に考えている。

(3)教育実習が行われる
東京学芸大学は学校の先生を育てるための大学。その附属学校ということで、将来を担う教育者を本校を通しても育てていきたいと考えている。

(4)地域の教育機関との連携
東京都の先生方と一緒に研修を組む、若い先生方と研修会を開くなど。

【規模と歴史】
教職員は約50名。児童数は定員705名(平成24年度)。
明治9年に東京府小学師範学校附属小学校として永田町に開校。
明治25年に定められた校訓は「マジメ」。

【研究内容】
研究のテーマ

現在は『学び続ける共同体としての学校の創造』。

【教育内容】
<教育目標>
学校教育目標
「子どもが人やもの、ことの豊かなかかわりを通して、自律性と共存性を高め、相互啓発的な生き方を追及していけるようにする」

この目標を、子どもたちとも共有できるように表現
学校目標
「思いゆたかに 考えふかく ともに生きる子」

<教育計画>
カリキュラムについて
基本的には文部科学省の学習指導要領に則って編成。
主な行事について
1年生の生活時間(他の学年と異なる点)について
・4月入学当初は、11時頃下校(通学指導のため、保護者の付き添いが必要)
・4月後半より簡易給食、5月GW以降本格的な給食開始
・1学期中は給食後下校
・2学期以降は通常、月木金5時間授業、火水4時間授業

【教育内容】
<総合学習活動領域>

低学年から総合学習を積極的に始めている。

<教科学習活動領域>
本校では3年生から、国語、算数、理科、社会など8教科名の入った時間割を作って学習が始まる。各教科で学習すべき内容を徹底した精選と重点化で構成。
自ら学ぶ姿勢をこの時期に育て、学ぶことの楽しさを実感してほしいため、自主的な学習活動を大切にしている。

<生活実践活動領域>
子どもが生活を作り上げていく、自律的、実践的な態度を育てる。

<その他>
2つの校庭があり、上が低学年用で校舎に近く休み時間も遊びやすく、下が高学年用で広い校庭となる。

【発育調査とその内容について】
<発育調査の意味>

本校は限られた施設・定員のため、志願者を全員受け入れることができない。そのため、やむを得ず選抜を行っている。
この選抜は特別な準備を必要とするものではない。普通の成長発達をし、普通に学校に通える力があれば十分。その意味で、この選抜を「発育調査」と呼んでいる。

<志願に際して>
学区域が定められているので、注意。学区域外から通っていることがわかり次第、学校を移ることになるので必ず守ること。

<募集児童数>
105名(男女の内訳は応募者数の多い方を53名、もう一方を52名とする)

<日程>
募集要項配布:10月2日(水)〜11日(金)
願書提出:10月16日(水)
発育調査の日割表配布:11月8日(金)
(応募人数により、発育調査実施日と時間を決定します)
発育調査:11月27日(水)〜11月29日(金)
第一次発表・抽選・合格者決定:11月30日(土)
入学手続説明会:12月2日(月)

【中学進学について】
多くのお子さんが隣接する附属世田谷中学へ進学。私立中学、公立中学へ進学するお子さんもいる。
附属中学へは、連絡進学という進学方法。
6年生の時、附属中学主催の内部試験が行われ判断される。
内容は附属小学校で受けた授業の内容に併せて中学が作成する試験。
附属中学から附属高校への進学は、学年に15〜25人程度。
ちなみに現高校3年生の場合、附属小学校から、附属中学、附属高校への進学は男子で12名程度。

【その他】
・「青山会」といわれる学校を支えるPTA活動、および「教育後援会」という組織がある。
・公立の小学校に比べて、諸費用がかかります。
 平成25年度 約24万円(入学手続き時納入金は約11万円)
・通学区域・・・災害時に安全に歩いて帰れる距離を設定している。

【よくある質問】
・復学制度は有。ただし、入学後6カ月以上在籍し、3年間以内に復学することが条件。
・制服はなし。
・両親が共に働いている家庭でも問題はない。

■所感
世田谷の閑静な住宅街にあり、都内ではかなり自然に恵まれた環境。校内でザリガニが採れるとのこと。実際の授業風景などを見学することはできなかったが、映像での紹介で、自由で積極的な校風も感じました。校長先生、副校長先生共に「先生や友達と一緒に、教わるだけではなく、子どもたち同士で学び合う環境」という言葉が印象的でした。
(編集員N)

川村小学校
2013年9月21日(土) 14:00〜15:00

配布物 学校案内 募集要項
願書 希望者配布
参加者約350名(夫婦参加ちらほら。年長者対象オープンスクールも並行して開催。希望者のみ参加)

副校長より

■教育について(夏の蓼科学習について)

・夏の蓼科学習(1・2年生)は2泊3日。自然に学び、自然とともに生きる力を育む。
 知・徳・体すべての要素を含む総合学習。
 ハイキングや森で木の実拾いや小枝集めをして遊ぶ。集めたものを使って
 作品づくり。
 夜はホタル見学。絵日記や家族への葉書を書く。
 食事係など、合宿中は全員で係分担。
 6年生は蓼科山を登山(秋の蓼科学習・3泊4日)。

・夏休み中は学校開放期間を設け、理科実験や料理教室、出前授業を実施する。
 出前教室では、しょうゆづくりや、TBS社員からニュースができるまでを学ぶなど、
 さまざまなプログラムを実施。プール開放日や、課題質問教室も設ける。

・夏休み明けは蓼科学習で制作した作品発表などを行う。

■入試のポイント

家庭で常に心がけてほしいこと
(1)子どもの声にしっかりと耳を傾ける。そして、子どもといっしょに考えてほしい。
  子どもは“不思議”がいっぱい。
  人や物の影、落ち葉……子どもにとってはみんな不思議で、感激。
  親もいっしょに喜び、驚いてほしい。
(2)毎日親子で元気なあいさつと返事。父母が率先して示そう。
 近所の人にも親からあいさつよう。子どもの顔を見て話をしよう。
 こうしたことが、子どものコミュニケーション力につながる。

教務補佐より

■カリキュラムについて

心・体・頭をバランスよく育てることを教育目標とする。
心・・・道徳教育を重視する。「向上」「礼節」「質素」など月間目標を決め、指導。
体・・・健やかな体づくりを行う。週2時間連続で水泳の授業を可動式プールにて実施。
    プールには赤外線サウナ、ドライヤーブース設置。
    会食(給食)でマナー教育や食育を行う。
    食事は手作りで産地等を気づかい安全なものを提供。週ごとの献立表も配布
    する。
頭・・・自ら学び、自ら考える「頭」を育てる。国語・算数・英語に力を入れる。

・国語は基礎学力をつける。文章を読む力、表現力などを育てる。
 読書単元を設定しさまざまな本に親しませる。1〜2年は「民話」、3年は「詩」、
 4年は「読書の輪を広げる」、5〜6年は「長編」。
 図書室の蔵書2万冊。調べ学習などでも使用する。

・算数は、低学年は具体物を使って学ぶ。
 高学年は応用力、思考力など発展学習を行う。

・英語は全学年週2時間。
 うち1時間はネイティブ教員と日本人教員のティームティーチング。
 3年からアルファベットを学び、5〜6年は短編を読む。
 今年より3〜6年で英検を実施(5級〜準2級)。

・1〜3年の算数、英語は1クラス2分割の少人数授業とし、丁寧に確実に指導する。
 子どもが自分でやってみながら理解する授業を行う。

・月2回は土曜授業を実施。

■安全面について
・小学校から高校までの縦割りで方面別通学班40班を編成。
 年1回、全校で通学班ごとの下校訓練を実施。
・月1回、地震・火災避難訓練を実施。
・ふだんの教室移動時は防災ずきんを携行。
・校舎は新耐震基準を満たす。自家発電装置。非常食は3日分。
・震災時は学校で子どもを預かる。
・一斉メール配信システム実施。
・児童に向けて警察などより震災や安全に関する指導も実施。
・1〜2年生集団下校実施。教師が目白駅までの通学路に立ち安全指導。
・警備員常駐。防犯カメラ設置。

4年生担当教員より

■個別審査について
 川村学園は大正13年創立。川村文子が関東大震災による世の中の荒廃を見て、
 女性の力、女性の自立が大切と考え、学校を創立した。今年創立89周年。
 現代では女性の自立がますます求められている。
 学園では、子どもの発達段階に応じて指導を行う。

昨年よりペーパーを開始し、1対1の個別審査を行っている。

本日の年長者対象のオープンスクール(個別審査のプレ体験を実施)では、ちぎり絵を行っている。それにより、
・友だちと協力できるか、
・自分の意思を伝えることができるか、
・スモックを上手に身につけられるか、
・使ったものを元に戻せるか、
・手をきれいにできるか、
・まわりが汚れていたらきれいにできるか、
……こうしたことを見る。

行動観察では運動機能を見る。運動機能は幼稚園、保育園で元気に過ごしていれば自然と身につくもの。また、教師の質問には、正解にこだわらないで、落ち着いて答えればよい。

■募集要項について

入試 
 第1回 11月1日午前・午後
 第2回 11月2日午前・午後
 午前・午後のどちらになるか、出願者に対して学校が指定する
 (都合がつかない場合は学校に申し出ること)。
 入場時間 午前 8:30〜8:55  午後 12:30〜12:55

第1回、第2回の両日出願可。
全体の86.7%が両日出願している。その場合、受験料2万5千円で2回とも受験可。

保護者面接は、受験者の個別審査と同時進行。

入学手続 
第1回 11月1日、2日
第2回 11月2日、3日

10月15日〜19日 なんでも相談会実施(予約制の個別相談)。
学園祭は11月16・17日。一般公開。

このあと学校紹介ビデオ上映、校舎見学

■所感
堅実で穏やかな校風が伝わる説明会だった。女性の先生が多いという印象。副校長先生は女性。
カリキュラムの特色としては主要教科重視。特に算数・英語はしっかりと指導し、応用力や実践力を高めることに注目したい。
都会の女子校とあって、避難訓練を毎月実施、平常時の教室移動時も防災ずきんを携行するなど、安全面の対策に気を配っている。こうした取り組みは、大地震などの非常時に必ず役立つだろう。

新渡戸文化小学校
2013年9月5日9:00〜11:00

配布物 学校案内、募集要項、願書、アフタースクール案内

はじめに授業見学(9:30〜10:05)。1年〜6年各学年の授業。算数、国語、理科、英語、図工、音楽。(理科、英語、図工、音楽は専科教員)

英語(English Communication・3年生)はネイティブ教員と日本人教員によるチームティーチング。ネイティブ教員主導で、授業は基本的に英語のみで行われる。板書も基本的に英語のみ。How old are you? What your name? などの基本英会話の練習をテンポよく行い、児童も大きな声で答えていた。
2年生、4年生の国語は詩の単元の授業。6年生の国語は「問題を解決するために話し合おう」。
算数は「10より大きい数」(1年生)、「あまりのある割り算」(3年生)、「倍数と約数」(5年生)。

10:20より全体説明会。

参加者約100名。夫婦参加ちらほら。父親のみの参加者も見られた。

校長より

■教育方針
本校は小学校から大学までの一貫性を見据えた教育を行っている。この方針のもと、小学校では小・中・高の教員免許を持つ教員の募集を進めている。教員の資質、力量を重視し、中学の教員が小学校を持つなど、レベルの高い授業も実施し、子どもたちの成長を一貫して支えていく体制を目指している。
学園の大きな取り組みとして、3つの柱を据えている。
1.キャリアデザイン教育
  人生観や職業観などを持たせ、高校卒業のころには、しっかりとした社会人となる
  よう教育する。
2.キャリアマザーサポート
  「アフタースクール」を筆頭にあらゆる場面で社会で活躍する女性の支援を実施。
3.食育
  農学博士であった新渡戸先生の教えを大事にし、確かな食べ物により、
  体と心を育てる。

本校のこれらの取り組みは、「新しい教育」として注目をされ、日経ビジネスにも紹介されている(2013年5月発刊)。

■沿革・創立者について
初代校長は新渡戸稲造。国際人として国際連盟の要職に就かれ、また日本人の精神を「武士道」として世界に紹介した新渡戸先生は、かたや教育者でもあった。本校は新渡戸先生の教育を継承している。
新渡戸先生は以下の2つの教員心得を示した。
1.「人の子を預かる以上は、親心をもって対すること」。
  これにもとづき、教員は親御さんと同じような愛情で子どもに接する。
  個性を認め、一人ひとりを育てる。しっかりとほめ、よいこと、悪いことを教える。
2.「授業は智育のみに偏らず、思慮と判断力の育成に努めること」。
  これにもとづき、知識の詰め込みではなく、知識をしっかりと使い、判断する力を
  育てる。さまざまな経験、友だちや教員とのかかわりを通してこれらを育てていく。
また、先代の校長の言葉「礼儀と挨拶は人生のパスポート」も大切にし、しっかりとした礼儀を身につけてもらう。それらの教育を保護者の協力を得ながらともに育てていく。

副校長より

■教育の特徴

本校は「大きな夢を育てる小さな学校」。

本校がいちばん大事にしているのは「心」。
「学力」「心」「体験」これらを相互に関連させ、学べる力、活かす力、学び合う力を育てていく。

■教科、学習指導の特徴
1〜2年生は「のびのびしっかり」。
学ぶ楽しさを感じながら、学びの基礎を身につけていく。
3〜4年生は「コツコツつみあげ」。
本物に触れながら、互いに学び合うこと通じて、個々の学びを深めていく。
5〜6年生は「ガッチリ定着」。
興味・関心を広げる特別講座(国語・算数)を実施し、学びの幅を大きく広げていく。

英語は1年生から週2時間行うなど重視。今後は学年に応じてさらに時間数を増やしたい。ネイティブ教員も1年生から担当する。

■中学共学化
平成25年4月より中学を共学化する。これにより、子どもの進路選択肢が広がる。

学校生活、行事などは学年縦割りで行うのが特徴。縦割り生活班活動として掃除や給食をともにする。全校遠足、歩く会、そして30年以上続く本校伝統行事のすもう大会、これらはみな縦割り。それにより、年齢の異なる子どもたちのかかわりの中で大きな心を育てる。
2〜3年生のまるぬまキャンプ(群馬)では、3年生がリーダーとなり、2年生の面倒をみる。
4〜5年生のサバイバルキャンプは、自炊は火起こしから体験。
高学年のキャンプは3つのコースに分かれ、縦割り・少人数で実施。
4〜6年生のしらねキャンプは白根山を登山。
こうしたキャンプによって、教員と子どものかかわりを大切にしたい。キャンプ中は日記を書かせ、先生は返事を書く。担任だけでなく、他の教員とも交換日記を行う。また、子ども同士の関係を深める。

■給食
ランチルームにて給食。安全・安心・愛情のこもった給食として、子どもに合わせたメニュー、全て校内で調理し、温かいものは温かいままに提供。アンケートでは100%近くが「満足」。自校方式の給食提供は私学では貴重な存在。

■セキュリティ
10月から登下校メールを導入。

■帰国子女受け入れ
積極的に受け入れており、学校によくなじんでいる。本校は規模も小さく、帰国子女もなじみやすい雰囲気。

■校風
アットホームな校風。学校、保護者、子どもの三者が親しく協力し合い、アットホームな関係。

■試験日程・試験内容など

入試: 第1回目11月3日 ・ 第2回目11月10日
     親子面接は11月3日より前に実施(入試2回目再受験の場合は、面接は免除)
     健康診断書提出(小児科にて受診)
     願書は学校受付で配布

出願日: 第1回目10月4日〜31日、第2回目10月4日〜31日、11月5日〜7日。
      初日の10月4日のみ7:30をめどに整理券を配布。
      初日の提出者は面接時間を選ぶことができる。

試験内容: グループテストでは試験官による簡単な質問などを行う。
       集団観察では話の聞き取り、数量など。図画工作では協調性などもみる。
       親子面接は両親の都合がつかない場合は、父母いずれかと子どもの
       二者でも可。

アフタースクール 校長より

■アフタースクールについて
本校は新渡戸先生の建学の精神にもとづき、女性(保護者)の自立支援として放課後の預かりを行う。長期休暇、振替休日等は朝8時から預かる。子どもにとっては、自分の好きなことをみつける場となる。宿題のサポートも実施。

■アフタースクールのプログラム
豊富なプログラムを実施。たとえば「いのちのプログラム」では、心臓外科医を招き、縫合の仕方を教わり、現場で命に向き合う医師と「命の大事さ」について話し合う。
毎日5〜6種類のプログラムを展開、全て合わせると30種類程度のプログラムの中から、好きなものを選ぶ。スポーツはテニスやサッカー、剣道など。プロのコーチが指導。剣道は中学校の生徒とともに活動。
学習系では理科実験や英語、そろばんなど。理科実験では各専門家が登場、ロボット工学では東大大学院の学生が指導。学習サポートとして中学、高校の教員が担当。
芸術系ではピアノ、フルート、バイオリンの個人レッスン。アートの教室など。
料理もプロの指導により実施。

■スペシャル・プログラム
毎週水曜日はスペシャル・プログラムを実施。「建築」「国際」「日本文化」「スペシャルデー」のテーマで展開。
夏休みは毎日がスペシャル・プログラム。劇団四季の観劇、大日本印刷訪問、銀行訪問など校外活動も含め盛りだくさん。朝8時から夜7時まで預かる。

■土・日
イベントを実施。親子での農園プログラムや野球、サッカーなど。

■アフタースクールの登録者数
スクール開校から3年目の今年、1日平均参加者数は50〜60名。入学時に会員になっていただく。

■スケジュールなど
14:00下校→アフタースクールへ移動→宿題(教員がサポート)→おやつ→プログラム開始→順次下校

■その他の特徴
・食堂で調理した手づくりおやつを提供。アレルギーも対応。
・多様なスタッフ。学生や先輩主婦などもスタッフとして活動。
・運動会代休日等は朝から開校。公営の学童にはない学校併設のメリット。
・スポット預かりも実施(前日までの申込み)。
・17時以降は最寄り駅(バス停または東高円寺駅)まで送る。
・看護師常駐。
・連絡ノートあり。
・リクエストBOX設置。子どもの要望に応える。

本校アフタースクールは内外の注目を集め、テレビ、新聞、雑誌など様々なメディアに取り上げられている。
仕事を持つキャリアマザーの大きな支えになっているほか、アフタースクールがあることで仕事を始めたお母様も多く、多くの喜びの声をいただいている。親子共に夢を叶えるお手伝いをアフタースクールで担いたい。

■次回説明会
9月21日 模擬授業、給食試食を実施。

■所感
授業では、先生の質問に積極的に答えるなど子どもたちが前向きに学習に取り組む姿が見られた。4年生の国語では、金子みすゞの詩「ふしぎ」をもとに、班ごとに「わたしたちのふしぎ」の詩をつくる授業を行っていた。子どもたちは班ごとにぎやかに話し合っていた。
3年生の英語では、ネイティブ教員との活発なやりとりが見られた。英語によるコミュニケーションに馴れ、会話レベルも進んでいる。
2年生の音楽では、子どもの伸びやかな発声、元気な合唱の様子が見られた。歌の意味を考えながら感情を込めて歌うことができていた。
どの授業も、話す、発表するなど、子どもが積極的に「声」を出すよう工夫されているようだ。
アフタースクールは専用施設もあり、大変貴重な存在。プログラムの充実ぶりも目を見張るものがあった。働く保護者の受験が増えていることもうなずける。
筆箱は無地のみ可(キャラクターの絵などは禁止)。

暁星小学校

2013年 9月14日(土) 10:00〜12:00
参加者約1,000名。(学校では各家庭1名参加を呼びかけ)
配布物 学校紹介パンフ(A4用紙サイズ1枚)、入試要項
願書販売 1,000円、書損じ用500円(書損じ用は部数限定)
暁星関連書籍、DVD販売

スクール・チャプスレンより

■沿革

暁星小学校は、いまから125年前の1888年にマリア会という修道会によって、カトリックのミッションスクールとして創立された。マリア会の創立者はシャミナード神父。フランス革命後、多くの貧しい子どもたちのために学校教育を行い、青少年のための団体マリア会を創った。そのマリア会から5人の修道士が来日し、外国人居留地の築地にて学校を創立した。

校章は月桂樹の葉が星を囲むデザイン。校名は、「マリア会」が聖母マリアからいただいた名であることにちなみ、明の明星という意味の「暁星」とした。
明の明星とは、昇りくる太陽に席を譲るかのように太陽を導く星であり、マリア様を象徴する星。その星を、勝利を意味する月桂樹が囲む校章。正しく生きるように、そして勝利の冠を得るようにという願いをこめて、暁星と名付け、この校章をつくった。

校長より

■防災について

対策の基本は児童の安全確保。「学校が避難場所」とし、引き取りが来るまで子どもを預かる。備蓄態勢も整えてある。
家族への連絡方法として、一斉配信システム、学校HPによる情報発信、私立学校安否情報(ラジオ・ニッポン放送)など実施。
引き取りに要する予想所要時間として(全児童の居住地域をもとに算定)、
12時間以内……30.1%
24時間以内……23.2%
36時間以内……27.2%
以上をもとに、3日間分の備蓄用意(食料、水、薬品など)。寝袋も全員分保管。

■学校生活・教育について

ビデオを上映しながら紹介
・1クラス40人編成
・英語は1年生から週2時間、4年生からクラス2分割・20人の少人数授業。
 ビデオでは4年生の英語の授業を紹介(ネイティブ教員が英語のみで授業を行う)。
・授業は電子黒板を使用。
・宗教の時間は1年生から週1時間で、全学年設置。道徳教育の役割も担う。
・校内施設・・・「プレオ」はクライミングウォール、ジャングルジムなどを設置した
 遊び場。 屋上菜園実施。コンピュータ室はLAN接続。運動場は人工芝。
・体育館は冷暖房完備。視聴覚室は定員120名で学年全3クラス収容、聖堂も120人
 収容。音楽室、理科室などの特別教室は各2室。
・授業参観は学期ごとに1回、年3回実施。
・保護者による児童引き取り訓練を昨年より実施。
・イースターデーは四谷の聖イグナチオ教会にて保護者参加で実施
 (1年生は保護者全員参加)。ほかにも宗教行事としてミサあり(校内)。
・クラブ活動は将棋、バスケットボール、野球など。
・特別活動として、Stella(ステラ・フランス語教育)、選抜サッカー部(4年生以上)、
 聖歌隊(3年生以上)があるのが特徴。
・体育の授業のほかに、「学年サッカー」の授業を設置。
 サッカー大会(年3回)もにぎやかに行う。
・運動会は公開。今年は10月12日挙行予定。
・セカンドスクールとして那須の学舎で合宿実施(春・夏・秋)。
 学舎の校庭は除染済み。 合宿中はトイレ、風呂場などの掃除、飯盒炊さん、
 カレーづくり、茶臼岳登山など。
・スキー合宿(5年生)は丸沼高原にて実施。
・修学旅行(6年生)は2月下旬、長崎・浦上天主堂などを訪れる。

■教育理念

キリスト教にもとづいた教育を行う。
毎日が祈りで始まり、祈りで終わる。
「神を愛し、人を愛する」を校訓に、心と体の調和のとれた教育を行う。そして「心も体も頭も鍛える」ことを重視する。すなわち“気は優しくて力持ち”が大切ということ。優しさとたくましさを身につけさせる。小学生は自立に向けてのしつけが大切。生活習慣、善悪の判断などをしっかりと身につけさせる。
そのための教育活動として、那須でのセカンドスクールがある。これは総合的な野外活動。学年合宿を行い、2〜5年生までで計26泊。
セカンドスクールでの掃除やテント張り、食事準備などを通して、生涯の友を得、健康な体、社会性、忍耐力、奉仕の心などを養う。

自立した人間になるために鍛えることを重視する。基礎・基本を学び、我慢すること、困難を乗り越える力を育てたい。学校という社会のルールを教え、自己中心ではいけないこと、社会性や節度、規律を教える。特に低学年、中学年でルールやマナーをしっかりと教える。
人として生きるための基礎・基本を身につけ、国際性や情報に惑わされない判断力を育てる。

■教科指導の特色

・授業は専科制……理科、音楽、図工、体育、英語、宗教は専科教員。
 5〜6年生は全教科専科教員による授業。
・読書を重視……毎週火曜に「読書の時間」を設けている。図書室利用も盛ん。
・情報活用能力の育成……専門のインストラクターによる授業を実施。
・自学自習の重視……1年生から毎日宿題を課し、家庭学習をうながす。
・宗教教育……宗教の授業や学年ミサなどにより、感謝して生きることを教え、
 心の教育を行う。
・フランス語教育……特別活動「Stella」によりフランス語教育を実施。

本校は男子校として、将来リーダーとなる有為の人材を育成する。受験を考える家庭では、わが子をどう育てたいかをよく検討してほしい。

教頭より

■入試・出願などについて

入試 1次:11月2日 知能テスト  2次:11月4日 生活テスト・面接

入試では、学校という集団生活のなかで過ごしていかれるかをみる。
1次合格として160名
→附属幼稚園からの志願者を含み約200名が2次試験
→120名合格決定。

昨年より親子面接を実施(2次)。面接は親権者のみ。両親とも出席すること。どちらかが出席できない場合は、願書の備考欄に記入。または当日面接官に告げる。面接では、本校の教育を理解しているかをみる。

提出書類は期日を守ること。
願書も審査対象とする。間違いのないよう記入すること。子どもの名前には読み仮名を振る。記入日は、「記入した日」を書く(願書受付日などを記入しないように。あくまでも記入日を書く)。印を押すことも忘れずに。
これまでの教育について書く欄には、現在通っている幼稚園のことを書く。
緊急連絡先は日中連絡の取れるところを記入。
備考欄は受験に際して考慮してほしいことを書く。たとえば兄弟が在校、父親が本校卒業生であることなど(卒業年度も書く)。カトリック信者、海外生活経験、身体不自由などを記入。

願書受付日時
10日2日。9月28日差出期限で、10月2日配達日指定の簡易書留のみ受付。

通学区域は制限なし。平均通学時間は50分前後となっている。1年生は入学後1カ月程度、保護者に送迎をお願いしている。

給食なし。弁当持参。

入学は国籍・宗教を問わないが、カトリックの宗教行事への参加は義務とする。

海外赴任の復学は、4月の入学後にその資格が得られる。2年以内の帰国を復学の基本とする。

寄付金は任意。学債はなし。

緊急時は入試日の延期あり。学校HPで連絡。

入試はインフルエンザの流行時期。インフルエンザ感染の場合は受験できない。
入試当日、受付でゼッケンを渡す。これは戻さなくてよい。2次試験はこのゼッケンを持参。

入試の遅刻は認めない(電車などの遅延の場合は証明書が必要)
自動車で入試に連れてくることは禁止。

■所感
参加者が1,000人規模で集まる人気校の説明会。その内容は基本的な教育理念、教育の特色に絞られており、だれにでもわかりやすい。学習指導よりも人間教育についての話題が中心。志望家庭はその理念や方針をしっかりと理解・共感することが大切だろう。
男子校らしく、学校は父性的な雰囲気。説明会も丁寧かつシンプルなものだった。
願書の書き方・提出方法は要注意。例年高倍率入試であり、記入もれ、間違いは明らかに不利となる。


聖学院小学校

2013年 9月12日(木)10:30〜12:00
参加者約340名。夫婦参加若干。
配布物 学校案内、募集要項、願書、聖学院フェアーパンフレット、フェアー入場券(2枚)、聖学院小学校だより等

校長先生より

■教育理念

現代の子どもたちは、変化の激しい時代を生きることになる。そのためにはどういう力が必要か。私たちはそれを教えなくてはならない。
たとえば現代人はツイッターやフェイスブックなどさまざまな新しい言語ツールを持っている。それらによって、自分の発信があっという間に世界に広がる。自分の狭い範囲で生きていればよいという時代ではなくなっている。私たちが子どものときとはまったく違う社会になっている。

そうした時代にどのような教育が必要か。大人が考える20年後、30年後の社会に必要な力を育てることなのか。しかし、今の大人の考える20年後、30年後はまったく違う世の中になっている。必要な力も現代とは違ってきているだろう。
一方、2011年3月11日、私たちは東日本大震災を経験した。この辛い経験を教育に生かさなくてはならない。
震災によって、絆が大切と言われた。絆が断ち切られたからこそ、そのように言われるようになったが、いろいろなものが失われても、あなたが生まれ、生きることには価値がある。絆が失われても、あなたの命は意味があるのだと教えることが、学校の務めだと考える。

大きく変わる世の中にあって、そこに生きる子を育てるには、今変化する時代に応じた教育が必要である。そして「世代」を育てるための創造力、想像力が私たちには必要。そのために、学校では目に見えないところもちゃんととらえていきたい。

聖学院は幼稚園から大学までの総合教育機関であり、キリスト教・プロテスタントにもとづく教育を行う学校。小学校の教育理念は「よく学ぶ よく遊ぶ よく祈る」。

「よく祈る」について
学院は礼拝から一日が始まる。キリスト教を基本にして教育を行うことを理解いただきたい。
礼拝では、大きく二つのことを話す。
1.あなたの命が生まれたことを神は大事に思っている。
 あなたの命が神の喜びであることを子どもたちに教え、自己肯定感を育てる。
2.みんな一人ひとりが大事に育てられている。でも気が合わない友だちもいる。
 どうしたら仲良くなれるか考えながら過ごすことができるよう、そして仲良くできるよう
 毎朝祈る。

「よく学ぶ」について
学院では英語教育を重視し、1年生からネイティブ教員と日本人教員が教える。英会話やライティング、リーディングなど必要な力をつけていく。幼稚園の時期に英語を学んでいなくてもかまわない。
なぜ英語を大切にするか。世界にはいろいろな文化がある。小学校からそれらの文化を学ぶためのツールとして英語を学ぶ。
アトランタにある聖学院国際学校にゴールデンウイーク中に短期留学することもできる。国際学校では英語と日本語のツーウェイ・イマージョン学習を行っている。
5〜6年生はオーストラリア・ホームステイも実施。学院では児童と同年代で気の合いそうな子どものいる家庭を選び、ステイさせる。オーストラリアは日本と時差もなく、スムーズに暮らしになじむことができる。
ホームステイでは、自分と同じように家庭で大切にされて育ち、学校生活を楽しんでいる友だちがいることを知り、英語を使いたいと自ら思えるようになる。英語が「心」を持った言語になっていく。心を通わせるための言語となる。このホームステイ体験は、「みんなとともに生きる」学校をつくっていこうという日々の祈りとも重なる。みんながちゃんと生きていける社会をめざす人たちがたくさんいれば、世界平和が実現する。ともに生きる世界をめざすこと。そのための英語教育を行う。

「よく遊ぶ」について
子どもにとっての遊びとは、生きることそのもの。遊びによって社会性を身につけていく。運動会のあと、リレーごっこで競争をする子どもたちを見て思ったのは、全力で走ること、そしてバトンタッチしてみんなでつなぐこと、子どもはそれ自体を楽しんでいるということ。大人が考える「競争」とは意味が違う。これは大切なことだと思う。

 

■新校舎建設・給食
以上の3つの教育理念をふまえ、学院は現在新校舎建設に取り組んでいる。より安全で、より伸び伸びと学べる校舎をめざしている。子どもの思いを大切に、感受性や成長を支える。みんなの居場所のある学校をめざす。
そのために、1学年2クラスの教室を、オープンスタイルとクローズドスタイル、両方できるようにする。学年全体で学ぶときは、教室の壁を除き、オープンスタイルの教室にする。
1クラス36人編成。これはグループ学習がやりやすい人数。ともに仲間として育ってほしい。
食事スペースもつくり、給食を開始する。週2回、学年縦割りで実施する予定。学年を超え、みんなで食べられるようにする。
こうした環境のなかで、どんな社会であっても自分の命を生かしていける人を育てたい。次世代を担える人を育てたい。

1年生による発表
1年生児童全員が舞台に上がり、詩の暗誦と歌の合唱を披露した。

入試委員長の先生より

■入試について

入試は11月5日。男女計72名(内部進学者含)。
出願 10月1日〜11日(郵送のみ)

入試問題は昨年と同じ流れで実施する。ペーパーと行動観察(計約90分)。
昨年はペーパーでは話の理解、数量、一般常識、創造性に関する問題。
話の理解では、教師が数分の話を読み、食べ物や場所の名前など話の内容について質問した。
数量では、迷路、歯車、マス目を用いた出題。
一般常識では、町をテーマに交通ルールやゴミなどのマナーを出題。
創造性に関して、四角と半円を使って絵を描く、絵の一部が隠されているので、その部分を補って絵を完成させる、魚が中央に描かれているので、それをもとに楽しい海の絵を描く――という出題。

行動観察は、ペーパーのあと体操服に着替えて行う。昨年は教師と3回じゃんけんをして、先生に勝てる組み合わせを考えるゲームで開始。
床にマス目状にテープを貼り、鬼ごっこゲーム。
みんなで画用紙に海の絵を描いて、魚釣りゲーム。順番を決めたり、釣り道具を使ったりする。
行動観察では、日常の教室の風景をイメージして判定する。休み時間や図工の授業などを想定し、以下のことに重点を置く。
・主体的に行動できるか。
・集団のなかでの役割、友だちとのかかわり、社会性。
・最低限身につけておかなくてはならないことができるか。
・けんかをしたり、友だちをたたいたりなど、集団生活の上で問題があるか。
ただし、リーダーシップや積極参加の態度が高得点ということではない。いろいろな性格の子どもがいるのが学校。シャイはいけない、ということではない。

■願書・面接について

受付順に受験番号を振る。入試は生まれ月の近い子ども同士で行う。

面接は10月19日。親子面接で15分程度。両親そろって受けること。
面接では家庭の雰囲気をみる。ちゃんと話ができるかをみるわけではないので、硬くならずふだんのようすを見せてほしい。面接のための文言を暗記したりする必要はない。学校教育は家庭の協力が大事。子どものよき成長を学校とともに考えていく家庭を望む。

■合格発表・入学手続書類の受け取り
合格発表は11月5日(入試当日)17:00〜20:00
手続書類受取は11月5日のみ。
補欠は郵送にて連絡。

■入学手続
手続日は11月5日・6日。小切手または現金で本校事務室窓口に納入。

教頭先生より

■非常時対策などについて
大地震の際、子どもだけで下校させない。保護者の迎えがあるまで責任をもって預かる。
新校舎は耐震基準を満たす。来年12月まで使用する仮校舎も耐震基準を満たしている。
非常時は数日間子どもを預かることも想定。児童全員の「安全バッグ」を教室ロッカーに保管している。バッグに保存する3日分の食料、水、下着などの用意を家庭にお願いしている。食物アレルギーがある子どももいるため、全家庭に用意してもらっている。
学校としても非常食、寝袋等用意。冷暖房完備。
緊急連絡として、一斉メールシステム、保護者専用HP掲示板(パスワード設定)、学校安否情報(ラジオ・ニッポン放送)。
通学方面別登校班あり(集団登校は行っていない)。
通学途中で地震に遭ったときの対応を家庭で相談するよう依頼し、学校に提出してもらう。「引き取り支援マップ」を作成し、全児童に配布。
登下校メール実施、警備員常駐。

■所感
1年生児童による発表はすばらしかった。入学後半年しか経っていないが、入退場も落ち着いて、先生に指示されるのではなく自分たちできちんと整列して舞台に立った。
歌の合唱だけでなく、詩の暗誦を発表したのも特色がある。大きな声で元気に暗誦。声もそろって上手だった。合唱も発声ができていて、伸び伸びと歌う様子が印象に残った。 
先生方が子どものよさを大事にしながら、熱心に指導していることがうかがえる。
キリスト教・プロテスタントの学校として、先生方は温かく、アットホームな校風が伝わってきた。

慶應義塾横浜初等部
2013年 7月28日(日)12:00〜13:30

慶應義塾横浜初等部の講堂にて
参加のためには、事前申込み(HPより申し込み、メールをプリントアウトの上持参)が必要。
7月27日(土)、7月28日(日)の二日間実施。各日3回開催。

上記時間帯は参加者約600名。女性6割、男性4割程度。
夫婦での参加の他、男性一人での参加も多数。
紺色のワンピースのほかにも男女とも比較的ラフな格好の参加者も目立った。

■配布物 
「慶応義塾横浜初等部の教育、入学試験について」のA4判全5ページの小冊子
(文章のみ、モノクロ)

■説明会の内容
1.横浜初等部長(校長)  山内慶太先生より(45分)
・2007年からの準備をし始める。
・2008年から開設準備室長として開設に関わる。
・2013年からは横浜初等部の部長に就任。
・すでに学校パンフレットや募集要項はHP上に公開している。
本日配布した資料の1ページ目はそれらをまとめたもの、2,3ページ目は
入学試験に向けて心にとどめて頂きたい事、保護者に期待する事が書いてあるので
本日お話しする事と重複するが目を通して頂きたい。

2.近藤主事より本日、校内見学では見れないものを写真にて公開

【横浜初等部の目指すもの】

■大切にしたい資質
児童たちが社会に出ていく21世紀半ばの世の中を常に意識し、念頭においてきた。
普遍的な資質(学力、思いやりの心など)に加え、分析力、粘り強さなども求められる。
そんな求められる資質が多くなる一方で、子どもたちを取り巻く環境は限界を呈してきている。
それらを見据えたうえで、横浜初等部が新たな教育を創り出していくように準備し、横浜初等部で育った子供たちが、将来、社会の先導者になってほしいと願っている。
一方で6歳〜12歳という幼少期に身に付けなければならない基本的で普遍的な資質を育む事も大切にしたい。そのような学校である。

■「律義正直親切」
入学間もない頃には健康な身体と共に、福澤先生が大切にした「律義正直親切」な性質を養う事に力を注ぐ。
この様な習性を育む事は人の信頼を得るのと共にその人自身が一番気持ちの良い生き方ができるということにもなる。
まずは身近に、そして学年が進むにつれ公にその力が発揮されるようになってほしいと願う。

■卒業する時に身に付けていて欲しい資質
1、身体健康精神活発
2、敢為活発堅忍不屈の精神
この2つに集約される。
「出来難きことを好んでこれを勤る」そういう習性を身に付けてほしい。

■日々の教育について
次の3つの柱を大切にする。
1、「体験教育」 2、「自己挑戦教育」 3、「言葉の力の教育」

・体験教育
生活や遊びの体験の少ない昨今の子どもたち。
日常の生活、遊びの中で創造的な体験の機会の減少。
→宿泊行事、学校外での非日常の体験以外にも、普段の授業や休み時間に実際に手を動かして試行錯誤することを大切にしたい。
子どもたちの能動的な姿勢、創造性を育む。
具体的な観察を繰り返すことにより、抽象的な概念を実感を持って体験することに繋がる。

・自己挑戦教育
困難とも向き合える子どもになるため、生徒一人ひとりが得意分野、不得意分野においてより高い目標を立てそれに向かって挑戦できるようにしたい。その機会をつくる。
困難を努力により克服し、それによって得た自信は気力、粘り強さを生む。
その力をどんどんと別の分野へも広げていってほしい。

・言葉の力の教育
近年、分厚い本をじっくりと読むことができない、文章を書く力が弱い、ネットの情報に頼りすぎる、といった言葉の力が弱まっている傾向を大学生たちに感じる。
あらゆる科目にわたっての基礎、論理的思考力の基礎として言葉の力というものがますます大切になってくる。
まずは幼少期に良書をたくさん読むという事が、 物語りの構造を理解したり、内容をしっかり読み取る力を育てることになる。
その後に胡散臭い情報、不確かな情報を見極める力にも繋がってくる。
そのような、文章の内容を読み取れる力を付ける教育をしていきたい。
また、自分の考えをきちんと書く、人の話をしっかりと聞き取って
内容をメモやノートにまとめられる力など、
「書く力」「話す力」「聴く力」を言葉の力として大切にしていきたい。

これら3つの柱を大切に授業を構成していく。
(細かい時間数などはHP掲載のパンフレットを参照してほしい。)

●授業時間、内容
横浜初等部は授業の時間数が長め。その理由として以下の3点がある。

1、週6日制で全体としては充分な時間をとって高い基礎学力を身につける。
毎日の時間数も多め、一年生も5時間授業。
→前倒し、詰め込みの意味での時間数確保ではない。
生徒の本当の力を育むためには教室の授業だけでは不十分。
校外学習などの体験授業も大切にしたい。
そのような多様な行事に追われることの無いようにする。
ゆとりのある時間数の中で真のゆとりのある授業を行いたいと考えている。
6歳〜12歳という年齢は学習習慣を身に付けると同時に、
抽象的な概念を具体的な体験的に学んでいく時間を多くとる事が大切。
その為に時間を多く取る、という趣旨である。

2、スポーツ、芸術を通じて豊かな個性を育む
慶応の厚みのある文化は一貫教育の出身者が多く創り上げている。
大学院まで続く教育の中で授業についていくだけで精一杯では
個性を発揮できる「余力」が無くなってしまう。
きちんと余力をつける意味での時間でもある。

3、自由時間の確保
授業の後(放課後)の自由時間を多く取る。
図書館では日本語、英語の読み聞かせもあるし、広い校庭もある。
その時間を友だちと遊んだり、図書館に行ったりしてのびのびと過ごしてほしい。
ライフスタイルの変化に伴い両親が共働きの家庭も今後ますます増えていくと思う。
学童保育の様な仕組みはないが、一年生から放課後の時間を長めにとっていることは少しは仕事を持つ保護者の負担を和らげることになるのではと考える。
また、保護者会なども平日の午前中に行うという事は出来るだけ避けるなど、
ささやかではあるが配慮はしたいと思っている。

【学校、校舎の工夫について】

場所
青葉台、田園都市線の江田駅近く。子どもの足で10分足らず、
閑静な住宅街の中になる。

校庭
4500u
水田、ビオトープを有する。木々はカブトムシなどが集まりやすい品種を選定。
芝生の校庭、木々の間を昆虫を追いかける事ができる。
ひろく、昔の子どもの遊びのように創造性、コミュニケーションが図れる
自由な場所。
大人の作ったルール、見張りの中でしかあそんだ経験しか持てない昨今、
恵まれた大人の目を気にしないでのびのびと遊べる。
(教師たちはふんわりと子どもたちを見守るにとどまる)

校舎の工夫

1、部屋の配置
建築は順調。安全性には十分な注意。耐震性、非常時の備蓄など。
体格の違う一年生と六年生がまじりあった時、動線を分断せず、交われる工夫をした。
教員の温かなふんわりとした視点が感じられるような各部屋の配置。

2、図書館
生徒の活動の中核となる場所。約1300u。
本だけではなく、標本などそれに関連付けられた様々なものを展示することにより、
様々な好奇心を刺激、興味を起こさせ、創造性を発揮できる場にしている。
放課後には日本語、英語でのほんの読み聞かせも実施。
図書館の下に講堂(説明会会場)を配置。音響が充実しているので、演劇、コンサートも実施できる。

3、各学年、クラスを超えて刺激し合える空間
多目的の部屋、廊下の幅を広げるなど、クラス、学年の垣根を越えた活動もしたい。

■生徒に見えない部分での教育の特色

・専科の先生の授業準備のための部屋
授業の質を高めていけるような、教員が使いこんでいける準備室を備える。

・教員用の資料室の設置
教員室だけではなく、質の高い授業に向けての教員用の資料を集めた部屋を備える。

・教員同士が情報共有できるオープンな形の作り
教員同士の交流を図れる場を作る。

・学校アーカイブス
それぞれの教員が工夫と努力で作り上げた授業の成果を蓄積する。
これらは学校の財産であり、時代に続く先生たちにも広げていくため。

■教員の体制
・初年度は108人を12人の専任の教員で見ていく。(最終的には36人予定)
・幼稚舎、湘南藤沢中高、それ以外で教えていた教師、クラブの監督、
その他教育に携わってきた。
経験豊富な教師たち。魅力的でチームワークの良い教師が揃っている。
・健康、安全面では慶応大学病院の小児科医が在校。
他の慶応系列と同じ「保健管理センター」があり生涯にわたっての健康のための
プログラムが充実。

一貫教育の中で】
■幼稚舎との違い

ともに
・慶応義塾の理念を大切にしている。
・付属校としての存在ではなく、福澤先生の「子ども時代の教育の大切さ」
という考えから創設されている。
という理念部分は同一である。
違いとしては、創立年度、進路(中学、高校)、学費が挙げられる。

・創立年度、クラス体制
幼稚舎は明治7年創立、6年間同一クラスでの進学、
初等部は平成24年創立で、2年ごとのクラス替え。
幼稚舎との違いは意識しつつ、慶応義塾の理念を踏まえやるべきことをやっている。

・学費
学費としては幼稚舎と共に、他の私立よりも高額。初等部は更に高め。
だが、放課後の時間を学校で過ごすなど学校を中心とした落ち着いた生活を送れる。
帰宅後に他の教室やスポーツクラブなどに通わせる費用を考えるとトータルでは安いのでは?

・進路
中学からは全員湘南藤沢中、高等部へ進学。
同校は「異文化交流」「情報教育」を特色としており、
その他にも日本の古典文化の教育にも力を入れ、バランスのとれた国際人を育成。
その後は推薦で大学の全学部に進学ができる。
教育内容は連続性があり、SFCとの連携で12年間の一貫教育となる。
両校の教員が一部で授業を担当する。(英語などは始めている)

【入学試験に向けて心に留めておいてほしい事】

■選考に当たって
・子どもたちの日常のありのままの姿を見て選考したい。
・特別な準備をして来た子どもだけが得をすることのないように可能な限りの配慮を
する。
・受験産業の様々な指導や根拠のないうわさによって一層振り回され、
日常ありのままの姿にこそ見られる筈のその子どもの良さが失われることの無いよう
に願っている。

■初等部に求められる子どもとは
・第一に心身両面、並びに知的な能力と好奇心において年齢相応の発達がある事。
・第二に幼稚園、保育園や家庭の中で、個人や集団での生活で必要な態度や習慣
が形成されている事。
・入学試験準備の結果、大人の手によって体裁よくまとまりすぎているのではなく、
子どもらしい伸びやかさと力強さがあってほしい。

■子どもの様々な性格と個性、行動様式を大切に
人間には様々な性格と個性、それに応じた様々な行動様式があり、子どものそれを大切にしてほしい。
例えば一見、活発で積極的に見えて根気強さに乏しい子、その反対に積極性に欠け反応が遅いように見えて、粘り強さをもつ子どもなど、様々である。
そんな様々な性格、個性、行動様式の生徒が存在してこそ魅力的な学校環境が作られる。
その為には子ども一人ひとりがその性格や個性を大切に育まれそれに基づく行動が良い方向に発揮されることが大切である。
その意味からも、入学試験で望ましいとされる表現型を指導されているうちに、その子らしさを摘み取ってしまわないようにしてほしい。

【横浜初等部の保護者に期待すること】

■望まれる保護者像

・第一に家庭教育への理解
福澤先生が「一家は習慣の学校なり、父母は習慣の教師なり」と記しているように
一人ひとりの成長には学校教育と家庭教育が重なり合い、補い合う事が大切。
保護者には家庭教育への理解を深め、学校教育ですべて事足りるものではない事を
認識してほしい。
また、逆に学校が担うべき部分まで家庭で先回りし、学校で得られた筈の経験、
自力で獲得できた筈の力を失う事の無いようにしてほしい。

・第二に学校を大切にする姿勢
生徒が良き資質、人格を養うための空気をつくるのは、教職員、生徒、保護者が生み
出す。
保護者は学校を大切にし、理念に共感し、何より教師を信頼してほしい。
その姿勢は自分の子どもだけではなく全生徒の保護者でいる感覚でいてほしい。
夕食の時に友だちの頑張りや親切の話題を愉しく聞く様な家族の団欒を大切にして

・第三に贅沢を嫌い、質素を大切にする、抑制のきいた振舞い。
確かに慶応義塾の一貫校に学ぶ家庭は比較的に経済的に恵まれている事は事実。
しかし、慶応義塾は福澤先生以来華美や虚飾を嫌ってきた学塾。
家庭にも学校にもそれぞれの「風」がある。それにあっているかどうか良く考えてほしい。

■保護者が慶応義塾の出身者であるかどうか
出身者であるかどうか、という形式的な事で選考するという事ではない。
出身者はその経験を踏まえて理解があるべきだろうし、今まで接点が無かった方は
述べてきた中の事に素朴に共感できるかどうか、違和感がないかどうか考えてほしい。

【個別の質問について】
本日この回を含め、数回の説明会の内容を同じものにするために、個別の質問はお受けしない。
その代わり、事務室に電話をいただき、質問を取りまとめ、答えた方が良い場合、後日HPのQ&Aに掲載をする。

2.近藤主事からのスライドにて写真と説明(10分)
・たくさんの1年生が校庭を裸足で走っていて、都心にはない、理想の環境だと
感じました。

■校内見学
校庭の天然芝は香りも含めて気持ち良さそう。また、近藤主事もおっしゃっていたが「空が広い」と感じる。図書館の広さも日本一広い小学校といっても過言ではない。今後、良書を取り揃えていくだろうと期待感がもてる。

所感:
ハード、ソフト面共に慶應義塾、福澤諭吉の理想の初等教育を実現できる環境であると感じた。
特に校庭の緑やスライドの中でもカブトムシなどを子どもたちが捕獲したりしている写真は私も童心に帰ることができた。
また、図書館はまだ全ての蔵書がそろっていない分、絵本の表紙がカラフルでむしろ子どもたちの好奇心をそそるように感じた。
教室の電子黒板とMacなどのPCが新しい授業スタイルが容易に想像できた。
慶應義塾が考える不易(理念。律儀正直親切)と流行(共働きの保護者への配慮やIT。放課後の遊び)を考えている私立小学校だと感じました。

 

雙葉小学校
2013年 7月27日(土)11:00〜12:00(10:30開場)
雙葉小学校の5階ホールにて。
例年通り参加のためには、事前申込み(往復はがき)が必要。
申込受付締め切り6月28日(金)消印有効。
上記時間帯は参加者約300名。女性(母親)6割、男性(父親)4割程度。

■配布物 学校案内リーフレット

■説明会の内容
1.河野久仁子校長先生より沿革・教育方針について
11:00〜11:15

・沿革
17世紀にニコラ・バレ神父がフランスルーアン近くに学校を創立、「幼きイエス会」修道会を創立。
1872年にフランスより慈善事業の一環として5人のシスターが来日。
日本が開国して最初に来日した修道女は雙葉のシスター方。
1909年初代校長、テレーズが四谷に雙葉高等女学校を設立。
翌年小学校、幼稚園を設立、キリスト教に基づく教育を行う。
テレーズはバレ神父の教えを守り、「地味で上品な日本女性」そして「真の指導者を育てる良き母になる」ための女子教育に当たる。
現在も「徳においては純真に、義務においては堅実に」という校訓の精神を守っている。

・教育方針
カトリックの人間観、価値観、キリストの生き方を知り、何が一番幸せなのかを子どもの発達段階に応じて目覚めさせる。人のために生きる事が自身の幸せと思えるような子どもに育つよう、祈る心・思いやり・実行力のある子どもを教育目標としている。
学校は競争の場ではない。人間同士の信頼関係、自己表現、その人らしく生きる事ができ、自由に選び、責任が取れる。そしてこれからの世界を支えていくような人になれるように育てていく。

・教育活動
基礎学力を身に付けさせる事を徹底している。集団の中でそれぞれの能力を伸ばし、一人ひとりがコツコツと努力する学習習慣を大切にする。朝夕の祈り(祈りを通して感謝の気持ちを育む)、掃除など小さな日常の義務を誠実に果たす、などを通じて精神面、生活面でもバランスをとるようにしている。

・学習活動
進学率が高いから小学校から入れば受験指導をしてくれるのではないか、との考えは誤解。特別な受験体制はとっていない。基礎学力の向上に徹した教育を行っている。
一貫教育の中で心の育成をしていく全人格教育である。子どもの心身ともに健やかな成長のために学校とともに手をたづさえて歩むことを望む。
ミサ、祈りに参加することを了承した家庭であること。宗教についてはわからなくても心配は無用。放課後の教えや、希望する保護者にはシスターや神父の教えが受けられる。

・お祈り
祈りは自分、人のために神様に願うこと。学校、教職員が大事にしてきた「親の祈り」(配布のリーフレット内)は親をはじめ、教師、大人すべてに必要なもの。持ちかえって読んでみてほしい。なお、このプリントは入試とは無関係とのこと。

2.ビデオ映像(教員が撮影したものとのこと)
11:15〜11:30
入学式から始まり、遠足、就業前のお祈り、授業、休み時間、給食、スカイプを使ってのシンガポール姉妹校との交流、音楽・国語・体育協同プログラム、長縄大会、高原教室(スキー)、バレ神父様の日、学園感謝の日(於:聖イグナチオ教会)など学校の行事のハイライト。

3.教育課程とQ&A(モリヤ教頭先生より)
11:30〜11:38
・雙葉小学校は週5日制の学校。(運動会の練習など年間3〜4日間の土曜登校日あり)
・各授業の合間の休憩は15分。

教育課程について
・1年生から週1時間の宗教。
・英語は1年生から外国人・日本人の教師がそれぞれ1時間ずつの2時間。
 また、1年、6年はクラスを半分に分けてより細やかに指導。
・情報はPC使用し、全学年で行う。年間10〜20時間。
・国語・算数は担任、理科・社会・音楽・図工・家庭・体育・英語・宗教は教科担任。
 全科目とも基礎・基本を第一とする。総合学習では英語・情報のほか1年生から
 宿泊を伴う日光霧降高原学校での総合学習が行われる。

Q&A
(1)卒業生、姉妹、信者の子どもが合格に有利ということはない。
(2)前述の方針を理解し、協力する家庭、年齢相応のしつけ、基本的な生活習慣、
  考える力がついている児童を望む。
(3)共働き、単身赴任でも構わないが、必ず、保護者が児童と1名同居し、
  いかなる理由があっても子どもや学校を最優先することが入学の条件。
(4)海外転勤でも復学は可能。
(5)(4)によって、編入試験は行わず。
(6)入試において生まれ月は考慮しない。
(7)通学時間は、徒歩含めて1時間以内が受験の条件。入学後も同様。
(8)入学後の送迎は安全に登下校できるまでは行う。
  なお昨今の危険な治安を考えるとそれ以降も続けてもよい。
(9)セキュリティは3点、
  1.警備員の常駐 2.校内通報システム 3.家庭への連絡網システムを導入し、
  緊急時にメールや携帯電話へ連絡の対応が可能。
(10)入試当日の服装は、親子とも紺色でなくても構わない。
  その場に応じたものであればよい。
(11)親子面接当日、単身赴任中などの場合は、父のみ、母のみでも受けられる。
  しかし、両親面接が望ましい。

お願いとお知らせ
・質疑応答の時間は設けていない。質問に関しては後日学校へ問い合わせて頂くか、
 8月17,18日に東京国際フォーラムで行われる私学展にご来場頂きたい。
 その場では個々の質問に応じる。

4、校内見学
11:40〜12:00
4階から地下1階まで案内に従い見学。全員が同じ通路、順路を通り、一方通行。出口は最後の一年生の教室。ここで履物を履き換え退出。
その際の説明:1〜6年までの教室はすべて同じつくり。夏期休業中の工事中の部分あり。

(所感)
平成21年全面改装後のまだ真新しい校内。階段や廊下はとてもコンパクトで、教室もシンプルで清潔感があった。
配布の「親の祈り」は「親」や「教師」が子どもを育て、教育する過程で悩むこと、陥りがちなことに対して、気をつけなくてはならない事に「祈り」を通して気付ける内容。
子どもに対して、愛情と感謝の気持ちが伝わる育て方をしていただける学校に感じました。

 

慶應義塾幼稚舎
2013年7月13日(土)14:00〜

第4回学校説明会

幼稚舎の自尊館(講堂)で開催。
参加者は空席をつくらないよう係員に誘導される。2/3の入りで後部座席に空席があった。
幼児同伴は不可。
服装は紺・黒系のスーツ、ワンピース姿が多数、カジュアルな装いの人は少なかった。

【配布物】
幼稚舎教育・入学試験について(8ページ)

【説明会の内容】約30分
■幼稚舎の教育方針について 加藤三明舎長より
<学校選択について>
私立学校にはそれぞれに建学の精神があり、それに則った教育が特色となっている。
慶應義塾は福沢諭吉の思想を教育方針としている。
慶應義塾には3つの中学校があり、どこも福沢精神の体現化を目標としているが、それぞれに異なる校風を持ち、異なる特色がある。
目的は同じでも、それぞれがよしとして考えてきた方法が違うということ。今年4月に開校の横浜初等部も幼稚舎とは異なる特色がある。例えば、クラス替えを2年毎にすることなど。
このように目的が同じでも違いが出るのであるから、目的が異なれば学校のあり方は大きく違ってくる。
私立学校では、全ての人が満足できる学校は存在しないと考えている。
各学校の方針や教育内容をよく調べ、保護者の考えと合致した学校を選んでいくべき。
昨年の幼稚舎の受験倍率は、男子10.6倍、女子13.7倍。人気校だから・慶應大学に行けるからなどという理由ではなく、幼稚舎の教育理念に共感していただいた方に受験を検討していただきたいと思っている。

<幼稚舎の教育理念について>
一言で言うと、人生を楽しむ人、社会を肯定的に見る人になってほしいと願っている。
人生を楽しむというのは、ただその場その場を面白おかしく過ごすという意味ではない。日々辛い努力を重ねることや辛いことに辛抱することも大事。しかし、自分の仕事を楽しむことが必要。
福沢諭吉が記した慶應義塾の目的に「社会の先導者たらんことを欲するものなり」という言葉がある。
私も幼稚舎の卒業生はそれぞれの分野でリーダーになってほしいと思うが、はじめからリーダーになることをめざすのは幼稚舎の教育スタイルではない。
リーダーになることを目標にすると、いつも他人を気にしていなければならなくなり、ある時は他人を引きずり落としたり、汚いことをしがちになる。
そうではなく、仕事に喜びを感じ、自分の好きなことをやっているうちに、いい仕事ができる。その結果としてリーダーになる。楽しいからこそ、他人から見れば辛い努力もそう思わずにできるのではないか。リーダーになるよりは、年老いた時に自分の人生は良かったと思えることを大切にしたい。
福沢諭吉の生き方は「知りたい、見てみたい、やってみたい」を凝縮した人生。立身出世を目指すのではなく、世の中を変えてみたい、日本を変えてみたい、という思い。
幼稚舎の教育理念は、福沢が自らの人生を振り返った「福翁自伝」を読んでいただければ、すぐに理解いただけると思う。
与えられた課題をただこなしていくだけではなく、自ら問題を探し出し、解決していく能動的な人間。それが人生を楽しめる人。
幼稚舎では、自分から勉強する意欲を育てていきたい。
そのためには、教員がアカデミックな好奇心に溢れ、面白いことを子どもたちに伝えたいという気持ちを持ち続けることが大切。そのなかで子どもたちの何人かが興味を持ち、自発的に学習を始めてくれれば成功。そのため、ペーパーテストに対する学力をつけてほしいと願う親御さんにとって、幼稚舎は満足な学校ではないかもしれない。
また、自発的な子どもを育てたい。何でも良いので、一つ興味があるもの、得意なものを見つけて欲しいと願っている。
幼稚舎では多くの行事を用意しているが、その行事の内容を身につけてほしいとか、全部の行事に関わってほしいというよりは、そのなかで一つでも興味があり、得意なものを見つけ、自分に対して自信を持ち、最終的にはその自信から物事に働きかけていく姿勢を身につけてほしいと考えている。3学期の縄跳びもその一貫。自分で目標を立ててそのことを成し遂げる過程を重要視している。

<幼稚舎の特色>
6ヵ年担任持ち上がり制と教科別専科制。
外部の方はこの制度に批判的な方も多くいらっしゃるが、我々はこの制度を良しとして採用している。
担任は児童一人ひとりをよく理解し、6年間にわたる長い目で発達と成長を見守る。
担任にとっては責任の重い仕事ではあるが、たいへんやりがいのある仕事でもある。
社会人になってから幼稚舎の卒業生同士はこぞって「担任は誰だった」というのが合言葉のように交わされているらしい。
クラスによって学習の進度、扱う教材、学習内容も異なることもある。
また、クラスによって、決められた規則もさまざま(トランプを持ってきてよい・雨の日のみ漫画を持ってきてよい、などなど)。担任と児童が話し合って決めている。
幼稚舎は1学年4クラスであるため、合計で24クラスとなるが、24の学校があると言う人もいる。
6年間クラス替えがないため、日々の共通体験でかけがえのない友情を育むことができ、児童と教師の真の信頼関係を築くことができる。その結果、社会を肯定的に捉えられるようになる一つの要素だと考えている。
ただし、この制度では、接する教員が限定されてしまう。これを補うため取り入れているのが、充実した教科別専科制。
担任が受け持つ授業は、国語・社会・算数・総合・体育の一部・運動時間など。そのほかの科目は、それぞれ専門の教育を受けた専科の教員が指導に当たっている。今年度は23名の選任専科教員、19名の非常勤講師が在籍。
一人の担任が長い目で見ることに重点を置いた担任持ち上がり制、いろいろな角度から複数の目で見ることができることに重点を置いた教科別専科制によって、幼稚舎の教育は成り立っている。

<災害対策>
幼稚舎では3日分の備蓄(食糧、水)を用意。ほかにテント、3台の自家発電機、プールの水などを真水にする浄水器などを備えている。また、水道の水圧にある直接配給も可能。そのほか、太陽光発電を設置し、停電時でも本館1階の電源は確保できるようにしている。これまでやるのは子どもを管理しすぎるのではないかと見送っている登下校の保護者への配信については、幼稚舎の門を通過するとメール配信できるシステムもこの4月から導入した。

<受験に対する心構え>
我々は、児童のありのままの姿を見て判断したいと考えている。
単に与えられた課題ができる・できないではなく、人間としてあらゆる面を見ようと思っている。
5歳の子どもには、やがて一人前となるためにどういうことをやってあげたらよいのかを考えてあげるべきだと思う。
自分の持っている価値観をどうやってわが子に伝えていくかが、大切なことになってくるのではないだろうか。
本来は5歳の子どもに強いるのはどうかと思っているようなことを、受験のためにさせるというのはいかがなものかと思う。
受験ということを考えず、世間の風潮に惑わされずに、それぞれのご家庭で5歳の子どもに何をしてあげるべきかを考えていただきたい。
まだまだ人生のほんの始まりの時期。小学校受験を最終目標だと思わないように。
小学校受験でお子様をスポイルしないでほしいというのが、私の願い。その私立小学校の教育方針に合うかどうかの選択。

■幼稚舎の施設・学校生活について  オオシマ主事より
スライドを用いながら紹介。

<幼稚舎のたからもの>
入学式・卒業式に壇上の正面にさげる掛け軸
「今日子供たる身の独立自尊法は唯父母の教訓に従いて進退すべきのみ」
講堂に入るロビーに掲げてある

校舎入口にある、影絵作家藤代清治氏による
「光陰の中の巣立つ仔馬たち」は、幼稚舎の宝。

昭和23年から年に5〜6回発行している文集「仔馬」。最新号は347号。
卒業生である岡本太朗氏の原画を表紙にしたこともある。
同じく昭和23年から学校している週刊幼稚舎新聞。
現在は毎週水曜日、2101号まで発行している。

<歴史>
明治7年 和田塾始まる
明治31年 慶應義塾小学科幼稚舎として再出発(三田)
昭和11年 天現寺に移転

<教育の特色>
・小さいうちは丈夫な体と強い心を作る
・自分の得意なものを発見する(幼稚舎時代のうちに見つけられなくてもよい)
・適度に競争させる
 「先ず獣身を成して後人心を養え」
 学習と体育と情操のバランスのとれた教育をめざしている。
・おぎないあうもの
 6ヵ年担任持ち上がり制+教科別専科制
・幼稚舎の算数
 ゆとり教育で算数の内容が3割減になったことを補うために、
 減らす前の内容で独自のテキストを作成。

<さまざまな活動・体験>
幼稚舎生皆泳(卒業までに全員が1000m泳ぐ)
縄跳び
百人一首大会
春の国際交流
1年生遠足(5月)
4年生館山海浜学校
6年生立科高原学校
春の早慶戦応援
良書展示会(6月)
5・6年生着衣水泳
夏の国際交流
水泳大会(9月中旬)
作品展(9月)
5年生立科高原学校(5年)
運動会(10月)
秋の国際交流
4〜6年生音楽会(12月)
1年生落ち葉炊き(1年・2学期末)
朝の駆け足(3学期、月曜日を除く)
書初め
新春かるた会
四校ジョイコンサート
学習発表会
修学旅行(3月)
卒業式
音威子府スキー合宿 など

クラブ活動(27部)、児童活動(13)の様子

■説明会終了後、希望者は定められた順路に従って校内見学

【所感】
幼稚舎の説明会での加藤舎長のお話は、毎年変わらない。いつも福澤諭吉先生の考えを児童に合わせて具現化した教育だと感じる。「人生を肯定的にみて生き抜く」ための福澤精神には、子どもたち思いっきり遊ばせる時間とその時間を共にする友人、そして心の余裕が必要だと感じた説明会だった。

 

聖心女子学院初等科 
2013年6月29日(土)11:10〜
学校説明会
参加者約500名 夫婦参加も見られた。個別相談あり。

配布物 
学校案内、平成26年度初等科児童募集案内、児童の日記抜粋(運動会の感想) 願書販売。

■児童による発表
2年生(40人ほど):学校生活についてカルタを用いて紹介。沿革を寸劇で紹介。全員が大きな声ではきはきと発表。「聖心はひとつのかぞく あたたかい」など学校のよさを伝えるもの。寸劇では創立者聖マグダレナ・ソフィア・バラに扮するなど達者な演技を披露。
5年生の手話クラブ(19名):手話による歌を発表。真面目に取り組む児童のようすが伝わってきた。

■学校紹介上映(15分)
映像(動画)は教員が作成。入学式や1年生の算数、国語、2年生の英語の授業、運動会、ミサなどを紹介。算数は具体物を用いて学習。国語は全員で大きな声で音読。児童の活発で積極的な授業態度が見られた。

大山江里子校長より

■教育について
本校は緑多い学校。校内を歩きながら新鮮な気持になれる。こうした落ち着いた環境のなかでのびのびと学び、温かい心とシャープな知性を備えた女性、世界に貢献できる女性を育てたい。

「聖心は一つの家族」が校風。
現在の1年生の様子は、4月からの学校生活に慣れてきているところ。校内を回って先生を訪ね、ご挨拶しサインをもらう活動をしている。知らない先生のところへ行き、先生の顔と名前を覚えるのが第一歩。
規律と自由ある授業。校内には学習活動の掲示物がある。1年生は自分の名前を書き、掲示。児童たちは虫のお世話やアサガオの栽培など、楽しみながら学校生活に取り組んでいる。

本校は小学校から高校まで12年一貫教育を行っている。この12年を4年ごとの3つのステージに分けている(小学1年〜4年、小学5年〜中学2年、中学3年〜高校3年)。
4−4−4制の3ステージに分けるメリットとして、発達段階に応じて指導できる。またチャレンジ的な学習に取り組み、きめこまかな教育ができる。行事などもステージごとの枠で行ったりして、異学年交流も取り入れている。

1stステージは基礎・基本を身につける時期。1クラス32名の少人数学級で学ぶ。
小学4年と5年とでは大きく違う。5年生は体が発達し、大人の活動に踏み込む時期。そこで2ndステージは1クラス40名、50分授業、教科担任制とする。5〜6年生は算数、数学、国語など小学校と中学校の教員が連携して指導。少人数授業も実施。5年生で編入生(帰国子女および国内一般児童)を受け入れ、クラスに合流する。

中2と中3でも成長が大きく異なる。中学3年生は、学習に知的な深みを増す年齢。そこで3rdステージは応用力をつける時期として、進学に向けた指導を行う。進路指導では、自分らしく生きること、社会に貢献する人として自立することなどをめざす。そのためにOGを招いての講座なども開く。
学習指導では、高2より選択科目を多く設置、特に理系は選択科目が充実。

国際性を養う教育として、3rdステージではアジアにある姉妹校と交流。たとえばカンボジアではアンコールワット見学など体験学習を実施。このほか韓国、台湾、フィリピン、タイ、ニュージーランドの姉妹校などと交流、英語研修を実施。

英語教育に力を入れており、小学校1年より週2時間設置。ネイティブ教員による授業も行い、運用力を高める。中学の英語の教科書はプログレスを使用。高校ではニュージーランド語学研修など実施。

■教育方針について
教育方針は「魂を育てる 知性を磨く 実行力を養う」――この方針のもと、トータルに人格を育てる。魂を育てることは宗教教育として大切。宗教の授業を週1時間設置している。

教師の指導は丁寧でこまやか。温かい心で子どもを育てている。生活指導として、誠実に取り組む姿勢や人とかかわる力の育成、ルールやマナー指導に力を入れ、品格や責任感、リーダーシップなどを養う。
生活の質として大切なのは、学校が楽しいと感じられること。子どもたちは人工芝で自由に遊び、緑豊かな校内でカエルやミミズなどいろいろな虫を見つけ、楽しく学んでいる。

女子としての力を伸ばすことにも力を入れている。奉仕活動や行事、部活などを通して実行力を育てる。女子だけで実行することで自分の可能性に気づくことができ、リーダーシップも育つ。

■高校卒業後の進路について
多様な進路選択に対応する。卒業生の60%以上が聖心女子大へ推薦進学。このほか医療、法・経志望者も多く、上智、早慶、東京女子医大など指定校推薦あり。

副校長より

■初等科の教育について
平成23年度の新学習指導要領では「確かな学力」の向上として、言語力強化、算数・理科の授業時間増が実施されたが、本校では国語だけでなく各教科でこうした力の向上に取り組み、語彙を豊かにする指導などに取り組んでいる。
たとえば辞書や図鑑をよく使い、読書、具体物、体験、作文指導、発表を重視した授業を行っている。
思考力は各教科で「考える」指導をするほか、生活指導においても判断力を養う。
活用力の向上として、資料をまとめ、自分の考えを書くなど。
学ぶ力の向上として、課題解決学習を行う。

■入試関連
8月17日・18日の東京都私立学校展に参加。
9月7日の説明会で募集要項を説明(校舎見学・個別相談あり)。HPにも掲載する。

■求める子ども像について
健康で子どもらしい子。
身の回りのことを自分でできる子。
素直に話を聞ける子。
集中力、根気のある子。
友だちを大切にできる子。
わがままを我慢できる子。

今やっておくべき大切なこととして……

  • 体を動かし、たくさん体験すること。
  • 心を安定させること。親の愛を実感できている子は意欲ある子になる。
  • 他人を大切にすること。そのためにはまず親が他人を大切にすること。
  • 親はたくさんほめること。子どもの達成感を大切に。それは甘やかすこととは違う。
  • 規律正しい態度を身につけさせる。電車やバスでのマナーは大事。親といるときだけでなく、友だち同士でいるときのマナーも身についているように。
  • 元気よく笑顔であいさつができること。
  • 間違えたら素直に謝れること。

本校は礼儀や言葉遣い、わきまえのある行動など、厳しく指導する。また、塾は禁止、稽古事も週末にするなど、学校としての方針がある。こうしたことを理解したうえで受験してほしい。

■所感
学習指導、生活指導ともに「聖心の伝統」のもとでしっかりと行うことが伝わってきた。特に生活指導では女子のたしなみとして身につけるべきことを厳しくしつける。大人が使うような敬語も初等科入学時から日常的に教えられるので、聖心に身を置くだけで品格と教養ある女性になることができる。校風もキリスト教主義の学校らしく温かで家庭的。
説明会の最後に「学校の方針を理解したうえで受験を」とあったように、わが子のタイプや家庭の方針をよく確かめることが大切だろう。基本的な規律が身についており、学校の指導を素直に受け入れられること、家庭も学校に協力できることなどが求められる。

目黒星美学園小学校
2013年 6月19日(水)10:00〜

参加者約300名。夫婦参加も見られた。説明会後学校見学・個別質問受付。
配布物 学校案内(来校者カード記入・提出)

滝口校長先生より

■教育方針

本校はサレジオ会創立者ドン・ボスコにより創立されたカトリックのミッションスクール。キリスト教的な人間観・世界観により、宗教・慈愛・理性にもとづく教育を行う。一人ひとりがかけがえのない存在として、保護者と一体となって子どもを育てる。

子どもは神から預けられたもの。私たち教育者は神から子どもを育てるという使命を与えられている。
本校は「喜び」のある学校。「喜び」とは聖書に記されているもので、「喜び」があることで人は育つ。神と人々に愛されているという喜びや、勉強したり、ともに活動したりする喜び、与える喜び……これらの「喜び」を味わわせたい。

本校はドン・ボスコが実践した「予防教育法」を行う。予防教育法とは、宗教・理性・慈愛にもとづく全人教育。よいもの、美しいもの、本物に触れ、体験させ、子どもの内部から育成する。そして真の自由へと向かって歩み始めることを教える。そのために喜びや満足を味わいながら過ごすことが大切。本校の教育を通して、よきキリスト者、そして誠実な社会人を育てたい。
また本校は子どもと先生の距離が近く、互いに親しい。これも予防教育法の特徴。

教育目標は「豊かな品性を備えた明るく誠実な児童の育成」。これにもとづき、子どもを神が望まれる姿に育てる。それは学力、知性、国際感覚、豊かな人間力を備えた子ども。学力の育成と心の育成、両方力を入れる。
また本校の特徴は教育者と子どもが生活を分かち合うこと。いつも子どもとともに歩むことを大切にする。

石川教頭先生より

■具体的な教育の特徴

本校は家族的雰囲気を大切にしている。朝は私たちが校門に立ち、子どもとあいさつを交わしながら、子どものようすをみる。元気な子、そうでない子、いろいろなようすをみる。

1学期の半ばのこの時期は、1年生も生活に慣れてきている。入学式のときから6年生が世話をし、朝からいっしょに遊ぶので、互いに親しくなっている。

教育目標「豊かな品性を備えた明るく誠実な児童の育成」にもとづき、学校生活のなかでは共同作業が多い。自分を生かしながら人のために力を使うことを教えたい。

本校は宗教色の濃い学校。お祈りでは神への感謝だけでなく、たとえば昼食の祈りでは、食べ物を生産してくれた人への感謝や母への感謝の気持を込める。

今年の目標として、「表現できる子ども」を掲げている。私たちはそのためにどういう授業がよいか研究している。友だちの思いを汲み取り、表現してあげたりなど、学校で学んだことを生活に生かすことができるようにしたい。

全体的な取り組みとして、英語教育と宗教教育に力を入れており、これらは週2時間実施。英語はネーティブ教員と日本人教員とのティームティーチングによる授業。また月1回の朝礼では、英語で祈りを唱える。子どもは覚えるのが早いので、みんな教員よりも上手に唱える。
英語・理科・音楽・図工・体育・宗教は専科教員による授業を実施。
マナー教育として、食事作法や立ち居振る舞いなど指導。
ボランティア活動は高学年を中心に実施。
「ポシェットづくり」として、親子でつくったポシェットに献品を入れ、カンボジアの公立小学校へ寄付することを13年続けている。

学級は1学年3クラス編成。いつも子どもの近くに先生がいる。トラブルが起きそうなときは、教師がアイデアを出したりして対応する。

低学年は3時間目終了後に昼食。発達段階を考慮し、早めの時間に昼食をとらせる。また校庭が狭いため、上級生が昼食を食べている間に、低学年児童を校庭で遊ばせたい。

本校では創立時から、全学年男女別学だった。現在は5・6年生が別学。カリキュラムは同じだが、男女の思考などが異なるので、それに対応して授業をする。

校外学習として、林間学校、遠足など豊富に実施する(臨海学校は東日本大震災以降実施せず)

■安全・防災指導
通学方面別の安全教室実施。水曜日は1〜3年生はグループ下校。学校に宿泊しての防災訓練も実施。緊急時一斉メール配信システム導入。

■卒業後の進路
女子は小・中・高一貫教育(女子校)により、目黒星美学園中学校・高等学校へ進学。
男子は他校私立中学受験等。5年生はサマースクールなど受験対応の指導を実施。

■入試について
 次の3点を見る。
  • 集団生活への適応。
  • 自分の意思を表現できる、相手の意思を受け入れることができる。
  • 年齢に即した発達(話を聞く、伝達できる、指示に従うなど)。

 また、家庭と学校の教育方針が一致しており、ともに育てることができるかが重要。そのため面接を大切にする。

 難しい入試ではない。素直に適応できる子どもを求める。
入試については、9月6日の学校説明会(願書頒布)で詳細を話す。
募集要項はHPに掲載。
A入試 11月1日(金)
B入試 11月3日(日) 午前・午後(両方受験不可)

このあと学校紹介ビデオ上映。

■所感
学校はキリスト教にもとづく教育を強調しており、そこへの理解・共感が第一に問われることになる。カトリック校らしく家族的で面倒見のよい校風である点も、志望校選びの大切な判断材料となるだろう。
学習指導についての詳しい説明はなかったが、高学年は男女別学であることがポイント。付属中学・高校は女子校となることから、男子には私立中受験対応の指導を行うことが考えられる。男子の進学先は、サレジオ学院、聖光、栄光、暁星、聖学院、青山学院、立教、慶應普通部、開成、筑駒、浅野、早稲田などとなっている。

 


湘南学園小学校
2013年 6月15日(土)9:00〜
学校説明会 
(初めに30分ほど校長の話。続いて授業と校舎見学。そのあと再び学校説明会。
終了は11:10)

参加者約250名(子ども含)。家族参加多し。

配布物 学校説明会資料、2014年度募集要項、学校案内、校舎案内、公開授業一覧、湘南学園通信、地域フリーマガジン「フジマニ」(湘南学園通信連載)、その他チラシ等

願書・入試問題集 受付で販売。

斉木 修校長 より

■教育方針
建学の精神と教育目標は「個性豊かにして気品高く、社会の進歩に貢献できる明朗有為な実力ある人間の育成」。
今年創立80周年を迎えた。湘南学園は小学校から高校まで擁するが、ルーツは小学校。
玉川学園創始者の小原國芳先生が初代学園長を務めた。小原先生は大正自由教育運動のリーダーの一人。大正自由教育運動とは、「子ども中心の教育」をめざす新しい教育運動だった。
本校も大正自由教育運動の流れを引き継いで創立した。その精神は教育目標に反映されている。

■授業について
「教科の本質を学ぶ」ことをめざす。そのために「問い」に対してすぐに「答え」を求めるのではなく、「問いと答えの間(あいだ)」を大切にした授業を行う。
今日の学校説明会では全授業を公開するが、そういう学校は少ない。本校の姿勢は授業に現れる。胸を張って教育を進めるために、教師の授業力が重要。みなさんにぜひ本校の授業を見てほしい。
どのような授業が“いい授業”か。シーンとした授業がいいのか。でもザワザワするときもある。
私は“考える・考え合う”授業になっているかが大切だと思う。
私は教職に就いて40年経つが、行き詰るときもあった。40代のとき教育学者の太田尭先生(東京大学名誉教授)のところで修業した。そのとき先生から「問いと答えの間が大切」と教えられた。
この教えと、脳科学者の茂木健一郎さんの「頭がよくなる方法は、たった一つ。それはめんどくさいことを、あれこれ考えることです」という言葉が重なる。授業の分かれ目もそこにあると考える。
学力をつけることは大切だが、「学力」とは何か。その中身を問うことこそ大切。
以前朝日新聞に掲載されたベネッセの調査によると、親の学校への期待は、問題解決力や論理力、応用力の育成だった。
本校では教育目標「個性豊かにして気品高く、社会の進歩に貢献できる明朗有為な実力ある人間の育成」のもと、一貫して問題解決力や応用力などの育成をめざしてきた。本校の校舎は廊下から教室の中が見えるつくりになっており、すべてオープン。授業をする先生はプレッシャーを受けつつ実力を高めていく。
一方で子どもや先生の”隠れ家“的な場も校舎にはたくさんつくってある。子どもは隠れ家が好きだし、人間は一人になりたいときもある。本校は子どもにとっても先生にとっても心地よさのある学校。

■学校のビジョン
「豊かな学力」「人間性の追求」をめざして、次の3つのビジョンを掲げる。

  • 教科の本質と学び合いを大切にした授業
  • 主体的な探求学習に取り組む総合学習
  • 子どもたちが子どもらしく生活できる場所

・教科の本質と学び合いを大切にした授業……
問いに対してすぐに答えを出すのではなく、教科の本質にもとづいて教える。たとえば5年生の算数で「素数」を学ぶとき、素数について先生と子どもがいっしょに考えるなど、授業では「めんどくさい」ことに取り組む。

・主体的な探求学習に取り組む総合学習……
総合学習は教科の枠を超えて学ぶ授業。本校ではこの学習を大切にしてきた。子どもの力は体験的な学習によって伸びる。学ぶ意欲も伸びる。たとえば3年生は「お魚探偵団」の活動として小田原に行き、干物やかまぼこなどの調査・見学をする。お店の人はとても協力的で、丁寧に教えてくれる。5年生は「雪の学校」の実践として、十日町で3泊4日の雪国体験を行っている。こうした体験を社会科などと結びつけ、学びを深める。

 

授業・校舎見学
グループに分かれ、教員が授業中の教室や校舎を案内。
教室はオープン式で、廊下に面した仕切りは開放可能。この日は完全に開放され、廊下から各ホームルーム教室内を見渡すことができるようになっていた。
子どもたちは見学に訪れた私たちに気を取られることなく、授業に集中するようすが見られた。

絵画室では3年生が図工の授業を受けていた。今日の授業のテーマは「まる、まる、まる……」。はじめに先生が板書に沿って説明し、子どもたちはそれを静かに聞いている。
1.使いたい色の紙を選ぶ。2.好きな大きさのまるに切る。3.それを画用紙に置く。4.じっくり見つめ、何かを感じよう。1.〜4.を繰り返そう。
先生の説明が終わると、みんなさっそく紙を選び始めた。子どもたちはよく先生に話しかけ、相談したり、自分の「まる」を見せたり、それに対して先生は穏やかに丁寧に答えている。
先生に授業のねらいを聞いてみた。
「なんでもないマルを並べることによって、形や色から自分のイメージを広げ、一枚の絵をつくることがねらいです。この授業をするのは今日が初めてです。教師もどんな作品ができるかわからない。楽しい授業です」
やがて教室のあちこちから「何にしようか迷うな」「ぼくはこれから漢字をつくる!」などの声が聞こえてきた。自分の切ったまるを画用紙に置き、じっと見ている子どももいる。
まるを切るという具体的な作業からなにかのイメージをつかみ、それを表現するという抽象的な学びに対して、子どもたちなりに真剣に向き合っているようすがうかがえた。

5年生の社会では「相原さんに学ぶ有機農法」が学習テーマ。相原農場での田植え経験をもとに、有機農法について調べ、考える授業。子どもたちは指名されなくても自分から活発に発言。先生が質問し、子どもが答えるという授業ではなく、先生や友だちと対話しながら考えるというスタイルの授業が見られた。

5年生の算数では、分数のかけ算の意味について考える授業が行われていた。「新・西遊記」というお話シリーズを読みながら、ストーリーに沿って算数の問題を解いていく。先生が独自に編み出した授業によって、楽しく算数に取り組んでいる。

半円形教室となっている英語科教室では、5年生が英語の授業を受けていた。ネイティブ教員による疑問文の会話の授業。“What’s this?”の質問への答え方を練習。みんなでどんどん声に出して練習するなどテンポよく授業を進める。子どもたちの取り組む姿勢は積極的で会話力があり、フォニックスの指導を行っているため発音もよい。

メディアセンターでは2年生がメディアの授業を受けていた。一人1台パソコンを使用し、お絵かきに取り組む。
このほか、1年生の国語、2年生の生活科、6年生の音楽などの授業を見学。

どの授業も子どもたちの態度はまじめで、意欲的に取り組む姿が見られた。
授業は各教員が創意工夫している。先生は丁寧に落ち着いて子どもに語りかけ、特に低学年では、一人ひとりの様子に気を配り、さりげなく名前を呼んで注意を喚起しながら授業を進めていた。
教室によって机の並び方も異なり、ある低学年のクラスはコの字型に並んで算数を受けていた。机の並べ方は担任が決めており、授業によって変えることもあるという。
子どもたちの服装は体操着。

引き続き学校説明会

■学習指導について
知識基盤社会のなかで求められる「豊かな学力」とは、「知識を基盤とした思考力・判断力・表現力・活用力」。
本校ではこうした力を育て、問題解決力や生涯にわたって学ぶ意欲を育てる。
1年生は園児から学童期へ。文字や数字の世界へ移行する。算数では「タストラマン」などキャラクターを登場させお話に沿って学ぶなど遊びの要素を取り入れる。
2年生の3桁の数を数える学習では、1年生のときに育てたトウモロコシの実を使うなどこれまでの学習を生かす。
タイルを使った算数の学習も特徴となっている。
文字の学習では作文指導として文集「松ぼっくり」を作成。読み取る力として授業では教科書以外の作品も扱う。朝読書も実践。
コミュニケーション力の育成として、作文、プレゼン、ディベート、総合学習での発表、社会科見学のまとめなど、多様に行う。
対話型授業による学び合いを重視。子ども同士で考える、話し合うことにより、学びを深める。
本物・自然に触れる。低学年は近所の蓮池で春探しやミニトマト栽培、高学年は稲作体験など、豊富な体験学習を展開。教科の学びと結びつけている。
独自のカリキュラム、独自教材を使用。それぞれの教員が授業を工夫している。
専科の教員による授業:理科、英語、音楽、図工、体育、家庭科。体育では日本の伝統的な踊りの学習に力を入れている。
メディアリテラシーとして、全学年に週1時間「メディア」の授業を実施。ここでも思考力や判断力、活用力、表現力を養う。
学習支援として、放課後補習など一人ひとりに個別指導を実施。

■6年生による合唱の発表 
6年生全員が合唱を披露。学校では合唱指導にも力を入れており、子どもたちのすばらしい歌声、美しいハーモニーを聞くことができた。

■防災・安全について
次の5つの対策に力を入れる。
1.防犯、2.緊急医療、3.災害時、4.登下校、5.その他の安全対策

  1. 防犯対策として、警備員の配置。夜間警備も実施。防犯カメラ設置など。
  2. 緊急医療対策として、AED設置、校医、保健室などと連携。
  3. 災害時対策として、年3回の防災訓練などを実施。
  4. 登下校対策として、学期ごとに方面別下校集会、新入生安全教室、登下校指導などを実施。
  5. その他の安全対策として、保護者への連絡体制(一斉配信メール)、鉄道・警察など地域との連携、月1回の放射能測定など。

■地震・津波に関して
校庭は海抜6.5m、校舎3階は12m、屋上は17m。
海岸からの距離は1.2km。
校舎は耐震設計。
津波は学園に到達しないと考えられる。本校は広域避難所に指定されている。
津波を想定した訓練も毎学期実施。

■アフタースクールについて
2014年から開設。NPO法人「放課後アフタースクール」とともに放課後の子どもたちに対応する。
預かりと活動プログラム……
前日の申し込みでも受け付ける(スポット利用可)。夏休み中は朝から預かる。
活動プログラムとして、宿題をみたり、体験的学習を行ったりして充実させる。
プログラム例として、衣・食・住・スポーツ・表現・学問などをテーマとした活動を考えている。

■今後の学校説明会
7月20日(土)体験授業実施(すでに定員を満たしているため締切)
9月7日(土)入試について説明。

■所感
熱意のしっかりと伝わる説明会だった。2時間を超えたが、その分中身が充実。園児や乳児を連れて参加する父母も多かったが、騒いだりする子どもはいなかった。授業も親子で熱心に見ていた。
校長の話として、他校では原稿を読み上げるケースもみられるが、斉木校長は教育への思いを自分の言葉で熱心に率直に、参加者に向かって語りかけた。教育者としての情熱や信念が伝わってきた。
授業見学では、斉木校長の重視する「問いと答えの間」を大切にする学習指導が実践されているのを確認した。また、子どもの興味・関心を引く授業、分かりやすく、意欲を持てる授業が展開されていた。どの先生も声を張り上げることなく、落ち着いて、静かに子どもたちに語りかけているのも印象に残った。

立教小学校
2013年 6月13日(木) 10:40〜11:30
学校説明会 
(11:30〜12:30 個別質問。個別質問の待機中講堂で学校紹介DVD上映)
同日8:25より学校参観:児童朝礼、1時間目・2時間目授業参観(全教室参観自由)

説明会参加者約1000人(夫婦参加多し)。女性は黒のワンピースまたはスーツ。男性はスーツ。
配布物 立教学院総合案内、立教小学校案内、学校参観プログラム、立教学院NEWS、立教SCHOOLS FORMチラシ

西村由紀夫校長より

■教育の特徴

  1. キリスト教の学校。学校の一日は祈りから始まり、祈りで終わる。こうしたキリスト教の教育により、自分を顧み、自分を知ることができる。
  2. 男子校。男の子は体を動かすことが好き。本校の生徒は元気で活発。
    思い切り体を動かす、何かに夢中になる、そのためには体験が大切。体験をたくさんつくりたい。
    男の子は甘えん坊、自由、そしてシンプル、ワガママ……こうした男の子のエネルギーを自由に発散させたい。
  3. 縦割り教育重視。たとえば6年生が1年生の面倒をみる。給食、クラブ活動、運動会、委員会など、上級生は下級生の面倒をよくみる。下級生はお兄さんに憧れる。タテの仲間意識が育つ。悪さもイタズラもするけれど、本質的には優しい子ばかり。
  4. 体験重視の教育。キャンプ、スキー教室、田植え体験、スピーチコンテスト、社会科見学など多様。体験によって自分の知識を活かし、実践する。自ら学ぶ姿勢を育て、感性を磨きたい。学ぶ楽しさを教えたい。そして、自分の生き方を考える教育につなげていきたい。
  5. 伝統的なプログラム。小学校1948年創立以来続けていることは、日記と英語教育。この二つは本校のメインの教育。
    各教科が小学校から大学まで連携し教育を行っているが、特に英語は大学との連携を重視し、教育方法などを研究している。
英語教育については7月6日の立教フォーラムで話すので参加してほしい。

その他として・・・
小学校から大学までの一貫教育に力を入れている。大学は現在本館やチャペルなどを修復中。大規模図書館も建設。
中学は教室棟、中高合同体育館建設、グラウンドは人工芝設置。立教新座では体育館、プール、グラウンドのトラック設置など。
小学校は10年後に全面建て替え予定。

チャプレンより

■キリスト教教育について
本校はキリスト教信仰にもとづく愛の教育を行っている。ただし、キリスト教への入信をめざして教育しているのではない。クリスチャンでなくてもよい。
しかし、小さいころから宗教を学ぶことは大事。信仰というものを知る機会は幼いころから必要である。小さいときは、理屈としてではなく、感覚的に宗教を知ることが大切だと思う。
本校でキリスト教について学ぶことで、人間として成長できる。また、世界にはたくさんの宗教がある。キリスト教を学ぶことで、世界の宗教や文化を受け入れやすい子どもになる。

■キリスト教にもとづく愛の教育について
「神さまに喜ばれること」が学校の中心的教育。神に愛される子どもを育てる。
“神の愛”とは何か。それは見返りを求めない愛。では”見返りを求めない愛”とは何か。いちばん近いものとして、親子の愛がある。親は赤ちゃんに見返りを求めることはない。自分がわが子の盾になり、守る。これと神の愛は同じ。本校は子どもたちに親の愛を教えながら、神の愛について教え、神に愛される子を育てる。
子どもは失敗の連続から何かを学ぶことが大切。親は“うちの子はわるい子なの”と困っているかもしれない。でも“わるい子”だからこそ育つ。
また学校にはいろいろな子どもがいる。その中から、何がよいことなのかを考えてくことも大切。
この世で苦しみ、癒しを求めている人の存在に気づくこと。声なき者の声に耳を傾けること。それをどう聞き取るかを教える。それは成功体験を積むという教育ではない。
失敗をどう避けるかではなく、失敗をどう克服するかを学ぶことを重視する。そこが非ミッションスクールとの違い。
「道徳教育」というものがあるが、「道徳」の中身は時代によって異なり、絶対的価値観に裏付けられているのではない。キリスト教は絶対的価値観にもとづいている。それが道徳教育ともなる。
渡辺和子著『置かれた場所で咲きなさい』にて紹介されている河野進の詩「ぞうきん」を朗読。
こまったときに思い出され
用がすめば すぐ忘れられる
ぞうきん
台所のすみに小さくなり
朝も夜もよろこんで仕える
ぞうきんになりたい
これがキリスト教の精神。ぞうきんは必要なときに使われるもの。報いを知らず、見返りを求めない。名もないぞうきんにこそ、キリスト教のこころを見出すことができる。
ぞうきんががんばっているからこそ、自分もがんばりたいと思う。それは宗教に関係なく、人間としてだれも大切な思いではないか。そうした人間としての思いを育てていきたい。

教頭先生より

■入試について
受験番号は4月2日生まれから振り、4月1日生まれが最後の番号となる。
入試日は11月1日、2日。方式は例年通り。1日は絵本の集団読み聞かせなど、2日は集団遊びや運動などで、ペーパーは実施しない。

■震災等緊急時の対応について
校舎は築50年余だが、震度7に対応する設計。
非常食は4000食以上。水、毛布、寝袋なども完備。発電機も設置。緊急メールも発信できる(停電時も発信可能)。
本校は小学校から大学まで、校内にいろいろなモノを隠し持っている。たとえば井戸があり、水はたくさんある。小屋のなかには子どもたちがつくったミソもある。
大学は帰宅困難者受け入れ場所に指定されている。

放射能測定は理科教員が毎月1回実施。異常値を示した場合は大学に連絡し対応する。

■学校が求める子どもとは
6年生の日記を紹介。6大学野球(親子ともに立教で学び、母校愛を持っていることが伝わる内容)や給食(出されたスイカの皮まで食べた)の話題。

本校の子どもはわんぱくで愉快、元気、単純、雑駁、ズボラな男の子たちの集まり。でも、キラリと光るものを持っている。
担任はトラブルを隠ぺいするのではなく、顕在化し、解決する。だから陰湿ないじめはない。トラブルが起きたら、それによって社会性を身につけさせる。

読み聞かせや自然体験など、日常生活を大切にする家庭で育った子どもを求める。
人の話を聞く子、感性豊かで、限度を知っている子。社会のルールを守り、家の手伝いなどができる子を求める。

入試も「楽しい授業を受けている」という感じのものを行い、そのなかで子どもを見る。

学校は社会性を身につけるためのトレーニングの場。保護者とともに育てていきたい。母親はどーんと大きく構え、学校、担任を信頼してほしい。

■食物アレルギー対応について
アレルギーのある子どもはお弁当を持参してもらったりして対応。現在のところ、食物アレルギーの事故は起きていない。

事務長より

■入試関連
入試要項の配布 9月4日〜27日。小学校の売店でのみ販売。
入試検定料 3万円。振込証明書が必要(銀行窓口のみ発行)。
保護者面談 10月中〜下旬実施(受験番号順)。願書受付後、保護者面談の日時等を知らせる。

その他
学校情報はHPでも掲載している。電話での問い合わせも受け付ける。

■所感
平日の昼間にもかかわらず、1000人規模の参加者。夫婦参加も多く、なかには家族ぐるみの付き合いのある人たちも散見された。「わが子も母校に」と願う立教OB・OGかもしれない。
キリスト教主義と男子校が学校の二大特徴であり、どちらも伝統校としての蓄積、実績にもとづいて教育を行っている。「元気で腕白、甘えん坊、単純、雑駁、ズボラ」……そんな男の子たちを神の愛で受け止め、包み、スポイルすることなく、「よさ」を伸ばし、成長へと導く学校であることがわかる。親としても安心してわが息子を委ねることができそうだ。求める子ども像については、もう少し丁寧な話が聞きたかった。

 

関東学院小学校 
2013年 6月8日(土)10:30〜11:30

説明会

子ども(年長)対象の学校体験会も並行して実施(参加自由)。4年生児童といっしょに歌や工作などを体験。
参加者約170名(子ども除く)夫婦参加も見られた。

配布物 来校者カード(記入して提出)、学校案内、願書、関東学院小学校卒業後および関東学院高校卒業後の進路データ(中学入試合格実績・大学合格実績)

岡崎一実校長より

■学校説明会について
学校説明会は全部で3回実施。説明会ごとに異なる話もするので、すべて参加してほしい。

■沿革・校訓など
本校は1884年に横浜山手にて創立された横浜バプテスト神学校が起源。来年で創立130周年を迎える。
現在の三春台に中学校が開校したのが1919年。2019年には春台に開校して100年となる。2019年は、来春の新1年生がちょうど6年生になった年。
関東学院はぜんぶで7つの学校を擁し、計15000人が学んでいる。横浜の地に根付き、たくさんの卒業生、保護者が学院を支えてくれている。
小学校創立は1952年。昨年創立60年を迎えた。これまでに3700人の卒業生を送り出した。
60年の歩みで培ってきた伝統をもとに、新たにつくりたい学校とは、「夢を育む学校」。
子どもはそれぞれいろいろな職業を夢みるが、職業そのものをめざすのではなく、それによって人に奉仕すること、人に喜んでもらおうとすることが大切。本校ではキリスト教主義の学校として、そうした心を育んでいる。

 校訓は「人になれ 奉仕せよ」……これは聖書の考え方にもとづく。
この校訓をはじめ、同じく聖書の言葉「隣人を愛せよ」「あなたの敵を愛せよ」「あなたが人にしてほしいことは、あなたもせよ」「人は神から賜物を授かっている。これを生かして人に仕えよ」……こうしたキリスト教精神にもとづいて教育している。いつの時代も聖書に軸足を置き、ブレることはない。
したがって、「夢を育む学校」として「自分の夢を持ち、それが世の中でどう役立つか」を考える子どもを育てたい。
また、夢を実現する力として学力を備え、他者の心がわかる人を育てる。与えられたことをこなすという受け身ではなく、自分で考え、判断し、行動しようとする子どもを育てる。

■教育の特徴

「ほんの学校」
創立よりライブラリー(図書館)をつくり、読書活動に力を入れてきた。専門の図書館司書も配置。低学年は教員によるストーリーテリング(物語を暗誦して聞かせること)を毎月行っている。
朝の10分間読書も実施。読書の楽しみを知り、本と仲良しになってほしい。

「ICT教育」
今年の夏に工事し、全教室に電子黒板、プロジェクタを導入する。校内無線LANネットワークの構築などによりICT化を図る。iPadも導入しデジタル教科書も取り入れる。
IT機器を道具として使いこなす力、ITによるコミュニケーション力を養っていく。またICTを活用して座学から体験的学習まで幅広く行っていく。

「新校舎竣工」
来年度新校舎が完成。パソコン教室やランチルーム、600人収容の礼拝堂など施設が充実し、学習環境が向上する。

5年生担当教員より

■学習面について
学ぶ進度は子どもによって異なる。学校では一人ひとりに対応する。
全員共通で取り組んでいることは……

  1. 漢字・計算テストと計算ステップテスト。 計算ステップテストは学年の終わりに行う。
  2. 漢字検定を学期ごとに1回実施。6年生で2級に合格する児童もおり、本校は毎回優秀な成績を収めている。
  3. 算数は少人数制指導により、応用・発展問題も学ぶ。
  4. 4年生〜6年生は学力テストを学期末に実施(年3回)。テスト実施のねらいは、その学期で学ぶべきことをきちんと身につけさせること。夏の講習会なども実施する。

学習指導についての具体的な説明は、次回の学校説明会で行う。

2年生担当教員より

■生活面について
学校の1日……
7:40〜8:15 登校時間
7:50〜 朝休みの時間。子どもたちは校庭やライブラリーなどで遊ぶ。
8:20〜 朝読書・クラス礼拝 朝読書では絵本や図鑑など、好きな本を読む。

毎週金曜日は全校礼拝。キリスト教委員の子どもが司会をする。

お祈りなどについては礼拝の時間や聖書の時間などで学ぶので、経験のない子どもでも大丈夫。

■SG(サービスグループ)の活動
「一日奉仕活動を進んでこころがける」という活動。校訓「人になれ 奉仕せよ」を行動によって学ぶ大切な活動として、学校草創期より取り組んでいる。
朝礼拝でSGの誓いの言葉も唱える。「私たちは、今日1日サービスグループの仕事を、誇りをもって果たします。これをみんなの前で約束します」

■授業などについて
1年生の時間割は毎日5時間。
2年生は火曜日のみ6時間、ほかは5時間。
3〜6年生は6時間。
40分授業。
低学年の「ライフ」は、理科や社会、生活科に相当する授業。授業を通して互いに協力しあうことを学ぶ。
校外学習では働く人に話を聞いたりするなど多様に学ぶ。
宿題は自学習慣を身につけさせるために1年生から出す。先生の作成したプリントや、学年が進むごとにテキストなども用いて家庭学習。またどの学年も音読を宿題として出す。
放課後遊びとして低学年は放課後30分、3年生以降も設けている。

3年生担当教員より

■安全・災害対策について
本校児童は市内居住が多く、主に半径10キロ圏内の通学者。加えて東京、横須賀、三浦、町田、茅ヶ崎などからの通学者もいる。鉄道は京急線、市営地下鉄、東横線、相鉄線、JR線など。
この状況をふまえ、防災キット、トイレなどを備蓄。校舎は耐震構造。海抜20メートルの高台に立地し、津波の心配はない。また広域避難所に隣接しており、飲み水の心配もない。
避難訓練は年5回実施。
警察・消防とも連携し、教員は救命講習なども受けている。
防犯対策として、守衛が24時間常駐。守衛と児童は日常的に挨拶を交わすなど親しい間柄。子どもを見守る大人がたくさんいることは大事。
登下校メール配信・緊急メール配信を実施。携帯電話講習会も子ども、保護者それぞれに実施。

■スクールランチについて
本年度より月・金は全校でスクールランチを実施(ケータリング)。
その他の曜日もランチサービス注文受付(当日申し込みも可)
献立は栄養バランスを考慮、アレルギー対策。旬の食材を産地より取り寄せている。
放射能検査も実施。
また食育も考慮し、日常食すことのないメニューも出される。
野菜など、食わず嫌いから脱却できるよう工夫。
外に出て他学年もいっしょに食べることもある。
温かい食事をみんなで楽しく、おいしくいただくことの大切さを教えたい。

所感
真面目な校風の伝わる説明会だった。教育改革への熱意や実行力もうかがえる。若手の校長は親しみやすく、教育者としての使命感がある。説明会に立った教員も若手〜中堅で、学校全体として活力が伝わってくる。また地域に根付いた伝統校としての安定感と誇りも感じられる。
参加者のほとんどが子どもを伴い、学校体験会に参加。子どもたちは待ち時間も騒ぐことなく、先生の指示に従ってすみやかに会場を出て教室へ向かった。
小学校卒業後の進路として、関東学院中学校・六浦中学校のほか、浅野中、浦和明の星女子中、栄光学園、栄東(東大T)中、お茶の水女子大付属中、神奈川大学付属中、渋谷教育学園幕張中、慶應湘南藤沢中など広範な首都圏私立中に合格している。学習指導について具体的に知りたい人は、ぜひ次回の説明会にも参加するといいだろう。

東洋英和女学院小学部

学校説明会 2013年6月6日(木)

■配布物
説明会次第、学院総合案内、小学部学校案内、
アンケート用紙(帰る際、所定の箱に提出)
説明会の前後に事務室にて募集要項を600円で頒布

■授業公開 13:15〜13:45(受付は13:00まで)
年長児の保護者対象。子供同伴不可。
事前予約の必要はないが、以下のもの準備が。
・参加票(HPよりダウンロード)
・身分証明
・室内履き
見学後そのまま学校説明会に参加できる。

■学校説明会 14:00〜
事前申し込み不要。
小学部講堂にて。参加者は約700名、そのうち夫婦での参加は2割〜3割程度。
学校説明会のみの参加者は室内履きは不必要。子ども同伴不可。
参加者の服装は、紺系スーツやワンピースが大半。男性はワイシャツ姿の人も見かけられた。

◆説明会内容

1.挨拶(村松時子教頭先生)

2.児童ハンドベル演奏(5.6年生有志 エンジェル・リンガーズ)2曲演奏

3.わたしたちの学校
5,6年の児童によるスピーチ。
【5年児童「歌のある校舎」】
歌で満ち溢れていて、もう一つのお家のようだ。
【6年児童「思いやりと広い心」】
毎日、全校児童での食堂での給食で、異学年交流もでき、会話も弾み、絆も深まる。

4.東洋英和女学院及び小学部について(小学部長 山本香織先生より)
【子ども達が大好きな学校】
先程スピーチした生徒以外にも、5,6年生全員に
「学校の好きなところ」を作文にしてもらった。
5年は「学校に来ると心が晴れる」などお友達との関わりを、
6年は「下級生のお世話」「メープル(総合の時間)」など教室の楽しさを書いた子供が多かった。
・給食
給食も朝から楽しみにしている子どもが大勢いる。
この給食は学校にとっても自慢のひとつ。
1年生から6年生、先生も全員が日差しの降り注ぐ明るい食堂に集まり、
できたての美味しい給食を頂いている。
経験豊富な学校栄養士のもと、きちんと出汁を取り併設の厨房で手をかけて作っている。
東日本大震災の原発事故以来、食の安全の確保に対する環境が厳しくなっている。
母親の視点を持った栄養士が安全な給食のために尽力している。
学年ごと10名1テーブルで給食を頂く、伝統的スタイル。
一年生のテーブルには6年生が2名、テーブルに「ホステス」としてお世話につく。
自分たちがしてもらった様に、下級生にしてあげる。
・休み時間
上級生、下級生、先生が交わる場面が沢山ある。
まるで一つの大きな家族のように過ごしている。
・制服
可愛いデザイン、脱ぎ着がし易い校内服、スカーフの手触りが好き、という子どもも多い。
このように子どもたちが学校が大好き!と思えるのは、
「自分が受け入れられている」「わかってくれている」という安心感があるから。
目には見えない「愛」と「信頼」で結ばれている。
【学院標語「敬神奉仕」について】
今から128年前、カナダ・メソジスト教会のマーサ・J・カートメル先生が開国後の日本の女性の地位向上のため創立。
当時は寄宿舎生活であった。
先生と生徒が寝起きを共にする、その支えはキリスト教信仰。
本校の学院標語である「敬神」「奉仕」の精神が根底にある。
「敬神」「奉仕」とは、神様を敬い愛し、人に仕える事の出来る人。
そんな子どもになるように子どもたちを育てる。
【一人ひとりの個性を大切に育てる】
教科教育は子どもたちが生きていく上で大切な力を育てる。
それと共に、自分らしく生きていく力も必要
小学校時代は将来の目に見える成果を求められる時に向かって
活かす事の出来る準備の期間。
子どもたちは高学年の時間を中学受験にかけなくても良いので幸せ。
6年生は様々な行事に全力で取り組める。
この時期しかできない経験、学びができる。
中高部のホームページにもに載っている3月の高校3年生の進路を見ると、自分のやりたい事、なりたい者に対して主張があるのがわかる。
本学院の教師は一人ひとりの個性を大切に見守り、自分らしく生きていく力を身につけていく人間を育てている。
【教科教育について】
一クラス40人で全学年2クラス編成。他校と比べ少人数とは言えないが、
4年生以上は担任が国語と算数を担当。2つのクラスを2人の先生が見ている。
それに加え4年生以上全教科、教科担任制、個別指導の良さを活かしたティームティーチングも導入。基礎学力の充実を図っている。
担任だけでなく副担任もいるので、多くの先生に見てもらうことになる。
全く習ったことのない先生も名前を覚えてくれていて、全教員で全児童を見ている。
【キリスト教教育についてのご理解とお願い】
本学院は、すべての教育活動の要となっているのが、キリスト教教育。
日曜日には教会出席を奨めているため、土曜日は休校としている。ご家庭の協力をお願いしたい。
強制ではないが、学院は日曜教会の意味を重んじ、とても大切にしている。
入学が決まったら、入学式までに自分の通う教会を決めてもらっている。
11月の入学考査までに教会に通う必要はない。
これまで一切キリスト教に接したことがないこと、ご家庭の宗教が受験の際に不利になることは一切ない。
学校では御言葉に従う、という学校の教育方針をご家庭が理解して下さればよい。

5.保護者から見た東洋英和女学院(保護者)
【小3、中1に娘が在学中の母親】
(中1の)長女の受験時に共働きの家庭なので、給食を採用している東洋英和を第一志望校に。実際に共働きの家庭の子どもも結構、通っている。
東洋英和の校風は、全教員、全保護者が児童ひとり一人を家族(姪っ子)のように見守っていて家庭的な学校。
【小2に娘が在学中の父親】
おっとりとした娘の個性を尊重して、一人ひとりを大事にしてくれる学校。

6.小学部からのお知らせ(村松時子教頭先生)

(1)小学部の安全対策
警備員が常駐。安全対策要綱も完備。
最低年7回の避難訓練に加え
毎年災害時引き取り訓練を実施している。
一昨年の震災時には、この訓練を生かして引き取りを実施。
備蓄食料も活用。

【防災】

  • 全員分のヘルメット・防災ずきん・年数回の避難訓練・緊急時引き取り訓練
  • 徒歩帰宅訓練・コース別親子集会・備蓄品完備
    (さらに種類・量ともに更に充実させる予定)
  • 緊急時メール配信
  • 災害時使用のための携帯電話の所持許可
  • ICチップによる登下校時通知メール配信を導入。
【防犯】
  • 校舎内に緊急通報ボタン設置
  • 全校生徒への安全指導。
    例えば安全マップ作りなど学年ごとの危機管理教育をしている。
  • 麻布署との連携、相談・六本木周辺40軒を超える子ども110番
  • 警備員、教職員による防犯体制

(2)今後の予定について
6/26(水) 午後 オープンスクール(年長児と保護者対象 ※申し込み締切済み)
9/12(木) 13:00〜 入試説明会を実施。
願書の記入方法などについても説明するので、質問がある場合はこの日に。
それ以前の電話などでの問い合わせはご遠慮願いたい。
今後の予定についてはホームページにてお知らせするので、確認をしてほしい。

■学校紹介DVD上映(参加自由) 

●学校紹介新しいDVD上演(約20分)

OGであるテレビ朝日アナウンサー 大木優紀さんがナレーションを担当。
食堂での給食のシーンで、全校児童、全教員の団らんが家庭的。

■個別質問コーナー
説明会終了後、地下一階プレイルームに質問コーナーが設置され、個別の質問をする事ができた。

所感
東洋英和の「家族」主義的な温かさ伝わる説明会だった。
六本木駅から徒歩5分、六本木ヒルズが校庭から一望できる都会の真ん中にありながら、緑が多い土の校庭を持つ学校。
授業公開では子どもたちの楽しそうな姿を多く見る事ができた。子どもたちは元気いっぱいで表情がとても明るいのが印象的だった。
学校説明会では、先生、生徒、保護者、多くの視点からの言葉を聴く事ができた。
部長先生、教頭先生のお話しの時間は短く感じ、ハンドベル演奏では特に高音の音色が、キリスト教教育と音楽の密接な関係性を感じた。
生徒の自分の言葉での素直なスピーチ、保護者の学校に対する思いと、オープンマインドな学校の姿が訴求できている。

東京女学館小学校

学校説明会
2013年5月30日18:00〜19:0

参加者約180名。夫婦参加多し。女性は黒のスーツまたはワンピース。男性はスーツ。
会場は例年講堂だが、現在耐震工事中のため、別室にて少人数参加の説明会(要予約)。

校長 三原徹先生の話

教育目標・小学校での取り組み

創立125周年を迎える本校では、「高い品性を備え、人と社会に貢献する女性の育成」をめざしています。この教育目標のもと、国際社会で活躍できる女性を育みます。
21世紀はネットワーク型社会。国境の垣根を越え、互いに課題を解決する時代であり、協力する力、共生の視点が必要です。一部の者がリーダーシップを握るのではなく、メンバーとして相対的にリーダーシップを発揮する“インクルーシブリーダーシップ”が大事です。

小学校は人としての礎を築く大切な時間。“インクルーシブリーダーシップ”の育成として、友だちを理解し、かかわり合う力、人と協力して問題を解決する力を育てます。
そのために自制心や優しい心など、人としての品性を育てたい。それと、日本人としてのアイデンティティ、心身の健康、確かな学力を育成します。

学校が特に大切にしている5つの取り組みとして、

  1. 基礎基本の定着、
  2. 教科の指導、
  3. 女性リーダー育成のための教育
  4. 子ども間の摩擦、トラブルの解決
  5. 学校と家庭の連携強化――を掲げています。

1.基礎基本の定着
わかる楽しさを教えていきたい。勉強のたいへんさも教えていく。間違いや失敗も大切。学校が“安心して学べる場所”でありたい。

2.教科の指導
質の高い学習指導を行う。高度な内容を教えたい。本校の子どもたちはそれを望んでいる。
本校では1年生の「先生あのね」をはじめ、ノートづくりなど文章を書く機会がたくさんある。子どもに豊かな語彙、言葉を育みたい。

3.女性リーダー育成のための教育
国際性を備えた品性のある女性を育成するために、「すずかけ」「つばさ」「国際教育」の3つの教育を行う。これはエリート教育ではなく、インクルーシブリーダーシップの育成。
「すずかけ」では茶道、華道、百人一首、着付け、日本舞踊、邦楽、座禅など、日本女性としてのたしなみを身につける。
「つばさ」は自ら学ぶ力をつけるための活動。人格の育成に欠かせない体験学習を多く行う。情報教育にも力を入れる。
「国際理解」として、英語は少人数指導、国内研修として君津イングリッシュキャンプなど、異文化理解・語学教育に力を入れる。

4.子ども間の摩擦、トラブルの解決
学校が楽しいと感じられることが大切。そのためにも、複雑化するトラブル、とりわけいじめの早期発見・解決に努める。スクールカウンセラーも導入している。

5.学校と家庭の連携強化
学校はつねにメッセージを発信し、家庭に協力を求めていく。

進路について
本校は小中高の一貫教育を行う学校です。中学への内部推薦制度があり、97〜100%が内部進学しています。
中高それぞれ250名(/学年)中、80名が小学校からの内部進学生。
中高は6クラス編成(/学年)、うち国際学級1クラス。国際学級は帰国生と一般性から成り、うち8名が小学校からの内部進学生。
国際学級は高校では「国際コース」となります。
中学から高校へは96%が内部進学しています。

高校卒業後の進路として、4年生大学82.6%、短大1.3%、専門学校1.3%、留学2.1%、浪人12.8%。
東大合格者は2名、うち1名が小学校からの入学生です。

AO入試について
AO入試(40名)は、受験戦争を回避し子どもへの過剰な負担を減らしたい、テストの点を争うのではなく可能性に目を向けたい、多様な質の子どもを入学させたい、本校の教育を理解してくれる家庭の子どもを入学させたい――という理由・目的があります。

本校の求める子どもは、意欲のある子ども。そして学校が責任を持って育てられる子ども。第一志望の子どもに来てほしいと考えます。

選考は書類、受験生面接、保護者面接。
提出書類として推薦書があり、これは保護者と推薦者両方必要です。推薦者は女学館の関係者にする必要はありません。お子さんをよく知っている人で、親族以外であればだれでもよい。
親族以外とするのは、その人が保護者やお子さんにとって適切な助言者であるべきだから。第三者の立場で、社会的責任がとれる人(1名)を選んでください。

AO入試は一般入試との併願可能。AO入試で不合格になっても、それは一般入試の合否に影響はありません。
また、AO入試と一般入試の両方を受験しないと熱意が伝わらないのでは、という質問を受けるが、それは関係ありません。

給食について
和食中心の給食で、栄養士が中心となってつくっています。
国産の素材を使い、産地もチェックしています。放射性物質の測定も実施し、結果は学校HPに掲載しています。

大震災後の対応
現在講堂の天井の耐震工事を行っています。
3日分の食糧備蓄。
登下校途中での被災に備えて、地図や伝言ダイヤルの使い方などを記した大地震マニュアルを子どもに配布し、携帯させています。

公開授業について

9月12日に実施。詳細は9月の学校説明会で話すので参加してください。

映像にて「すずかけ」「つばさ」「国際教育」の活動を紹介

「すずかけ」
低学年の茶道、邦楽(琴)、昔話(OGによる読み聞かせ)、日本舞踊、浴衣の着付けなど。
「つばさ」
広尾の店で店員体験(3年)、池袋で被災体験(5年)、日光校外学習(4・5年)、鎌倉見学(6年)、着衣泳(6年)など。
「国際教育」
君津イングリッシュキャンプ(5・6年)、タスマニア海外研修(6年)など。

その他
東京女学館小学校の受験体験談を学校HPに掲載中。
東京女学館小学校について紹介する書籍、DVD販売。

所感
教育目標「高い品性を備え、人と社会に貢献する女性の育成」は小学校から高校まで一貫しており、系統立った教育が実践されている。
この教育目標のもと「国際社会で活躍できる女性」の育成として、質の高い学習指導、インクルーシブリーダーシップ、日本女性としてのたしなみとアイデンティティ、英語教育を中心とした国際教育――という4つの柱によって教育を行っていることも12年一貫している。
東京女学館としての教育のあり方、方向性がはっきりしているので、わが子との相性や家庭の教育方針との比較検討も行いやすい。学習指導では女子校らしく「書く」ことが重視され、言語能力を高める指導が行われていることも学校選びのポイントとなる。
今後は秋の公開授業があるので、児童のようすを直接見るといいだろう。


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