国内外での独自プログラムなど、英語教育の特色について、森村学園初等部 英語科・今野順先生にお話を聞きました。
■ 森村学園初等部の「英語教育」
「本校の英語教育は、オリジナルテキストに沿ったプロジェクトで英語を使える感覚を身につけ、中学校での学びを見据えた教育を行っています。例えば、三単現のsを細かく教えるのではなく、子どもたちはSheやHeのときはsが付くことを感覚で覚えていくのです。中学校で文法を習ったときに、本校で感覚として身につけたことがつながっていきます。本校では英語だけでなく、言語に特化した『言語技術(ランゲージ・アーツ)』の教育を行っていることが大きな特色です。英語をツールとして身に付けても、母語による思考力が育まれていなければ英語によるアウトプットも広がりません。英語教育と並行して、母語でのコミュニケーションの土台をつくることが、中高への学習にもつながっていきます」(今野先生)
■ 基本情報
□授業時間数
1~2年生:1コマ/週
3~6年生:2コマ/週
□教員数
ネイティブ教員 2名(British Council所属)
日本人教員 1名
※British Councilは、英国の公的な国際文化交流機関。
□英語の授業での1クラスの人数と教員数
1年生:約40名(日本人とネイティブのTT*)
2年生:約40名(ネイティブ1)
3年生:約40名(1コマは日本人とネイティブのTT*、1コマはネイティブ1)
4年生:約20名(ネイティブ1)
5~6年生:約20名(日本人またはネイティブ)
*TT=ティーム・ティーチング
□使用する教科書や副教材
オリジナル教材(プロジェクトワークブック)
「3年生から少しずつ準備をはじめ、4年生から独自のワークブック型のテキストを使ったプロジェクトに取り組みます。プレゼンの目標を決めて、そのために必要な単語やフレーズを学習して発表するという流れです。例えば4年生の1学期には、自分の生活や日々のルーティンについて発表します。自分の1週間をテーマに、習い事や曜日、時計の読み方など、生活に必要な単語やフレーズを学んでいき、それぞれが自分の1週間を発表できるようにワークブックを完成させます。発表では、間違えることを恐れずに言ってみる姿勢が大切です。みんなの前で話せて拍手がもらえたことが、子どもたちの自信につながっていきます」(今野先生)
1~2年生:1コマ/週
3~6年生:2コマ/週
□教員数
ネイティブ教員 2名(British Council所属)
日本人教員 1名
※British Councilは、英国の公的な国際文化交流機関。
□英語の授業での1クラスの人数と教員数
1年生:約40名(日本人とネイティブのTT*)
2年生:約40名(ネイティブ1)
3年生:約40名(1コマは日本人とネイティブのTT*、1コマはネイティブ1)
4年生:約20名(ネイティブ1)
5~6年生:約20名(日本人またはネイティブ)
*TT=ティーム・ティーチング
□使用する教科書や副教材
オリジナル教材(プロジェクトワークブック)
「3年生から少しずつ準備をはじめ、4年生から独自のワークブック型のテキストを使ったプロジェクトに取り組みます。プレゼンの目標を決めて、そのために必要な単語やフレーズを学習して発表するという流れです。例えば4年生の1学期には、自分の生活や日々のルーティンについて発表します。自分の1週間をテーマに、習い事や曜日、時計の読み方など、生活に必要な単語やフレーズを学んでいき、それぞれが自分の1週間を発表できるようにワークブックを完成させます。発表では、間違えることを恐れずに言ってみる姿勢が大切です。みんなの前で話せて拍手がもらえたことが、子どもたちの自信につながっていきます」(今野先生)
オリジナル教材(プロジェクトワークブック)
■教科横断
□音楽の授業
音楽の授業では、各学年の教科書に含まれている英語の歌に取り組む。「横浜みなとみらいホール」で行っている音楽会でも英語の歌を披露し、美しい発音の歌声をホールに響かせる。
音楽の授業では、各学年の教科書に含まれている英語の歌に取り組む。「横浜みなとみらいホール」で行っている音楽会でも英語の歌を披露し、美しい発音の歌声をホールに響かせる。
■ 国内プログラム
□英語ドラマ教育プログラム(ISA主催)
対象:1~2年生(希望者)
実施時期:夏休みの3日間(校内で実施)
参加人数:64名(1クラス15名程度)
「ネイティブの講師と一緒に歌やダンスなどの表現活動をしながら、英語に親しむプログラムです。英語力を上げるというより、英語を橋渡しとして子どもたちの可能性を開くことを目指しています。英語ならオープンになれる子どもも多いので、日頃の学習とは違う環境で英語の特性を活かした体験ができる機会として実施しています。英語があまり好きではなかった児童が、参加した後は英語が楽しく感じられるようになったという例もありました」(今野先生)
対象:1~2年生(希望者)
実施時期:夏休みの3日間(校内で実施)
参加人数:64名(1クラス15名程度)
「ネイティブの講師と一緒に歌やダンスなどの表現活動をしながら、英語に親しむプログラムです。英語力を上げるというより、英語を橋渡しとして子どもたちの可能性を開くことを目指しています。英語ならオープンになれる子どもも多いので、日頃の学習とは違う環境で英語の特性を活かした体験ができる機会として実施しています。英語があまり好きではなかった児童が、参加した後は英語が楽しく感じられるようになったという例もありました」(今野先生)
■ 海外プログラム
□オーストラリア夏期短期研修プログラム
実施時期:夏休み中に10日間
滞在:ホームステイ
対象:5年生以上
人数:24名(希望制)
「人気のプログラムなので、例年6年生で定員が埋まります。定員を超えた場合は、英語力ではなく、児童に面接をして目的意識などを確認して参加者を絞ります。現地校に通う際には、ホームステイ先でランチボックスを用意してもらいますが、学校のカフェテリアで昼食を注文する日を1日用意しています。食べたいものがちゃんと通じた達成感なども味わえ、子どもたちにとってよい機会になっているようです。英語をツールにした経験により、言葉の壁を乗り越えて思いを伝えようとする気持ちが芽生えることも大きな収穫となっています」(今野先生)
実施時期:夏休み中に10日間
滞在:ホームステイ
対象:5年生以上
人数:24名(希望制)
「人気のプログラムなので、例年6年生で定員が埋まります。定員を超えた場合は、英語力ではなく、児童に面接をして目的意識などを確認して参加者を絞ります。現地校に通う際には、ホームステイ先でランチボックスを用意してもらいますが、学校のカフェテリアで昼食を注文する日を1日用意しています。食べたいものがちゃんと通じた達成感なども味わえ、子どもたちにとってよい機会になっているようです。英語をツールにした経験により、言葉の壁を乗り越えて思いを伝えようとする気持ちが芽生えることも大きな収穫となっています」(今野先生)
■ 検定試験への取り組み
年度末に英検と英検ジュニアを希望者に実施。
■ 系列校での英語教育
中等部では、英語の授業において通常クラスの他に「EEルート」と呼ばれる、すでに英語使用経験があり、一定のスキルを備えた生徒を対象としたクラスを設けている(中1~中2)。帰国生が中心となっているが、初等部から「EEルート」に入る児童も少なくない。高等部では、Providence Country Day School(アメリカ)の授業をオンライン受講することで、卒業時に日米の卒業証書を手にすることができるUS Dual Diploma Programを導入。
■ 今後の説明会等
□学校説明会
第2回学校説明会 2024年8月31日(土) A回9:30~11:15、B回13:30~15:15
第2回学校説明会 2024年8月31日(土) A回9:30~11:15、B回13:30~15:15
取材協力
森村学園初等部
〒226-0026 神奈川県横浜市緑区長津田町2695 地図
TEL:045-984-2509
FAX:045-984-6996