2022年度入試(2021年秋に実施)について、ジャック幼児教育研究所の吉岡俊樹先生に分析していただきました。
■5校以上で出題された全身を使う「じゃんけんゲーム」
2022年度で印象的だったのは、行動観察で出題された「じゃんけんゲーム」です。集団で行うじゃんけんですが、2022年度は全身を使うじゃんけんが5校以上で出ました。これほど複数の学校で同じようなテストが行われたことは、これまであまり聞いたことがありません。全身でポーズを決めるとなると、手のじゃんけんより動きが大きいので、後出しをするとすぐに発見できるメリットがあります。子どもたちは、前にいる先生を集中して見ているので、斜め後ろでチェックしている先生にまで注意を払えず、素の部分も出やすいでしょう。先生の側も、ルールを守れているかなどがチェックしやすいので、今後このタイプが増えてくるかもしれません。