小学校受験とは
小学校受験の基礎知識 vol3「入学までにかかるお金①」
入学までにかかる費用の主な内訳としては、幼児教室(いわゆる受験塾)の授業料、夏期・入試直前の特別講習の授業料、模試代、ドリル代、受験料、願書用写真代、受験用の服(親子)・上履き等の費用――などです。
幼児教室の授業料は、およそ1コマ5,000円(教室の規模等により差があります)。模試は1~2万円(ペーパー、行動観察、面接など、模試の内容によって異なります)。ドリルは1冊1,000前後~2,000円。受験料は2~3万円。
ちなみに受験料3万円の学校は、青山学院初等部、開智小学校、学習院初等科、慶應義塾幼稚舎、さとえ学園小学校、白百合学園小学校、成蹊小学校、成城学園初等学校、聖心女子学院初等科、玉川学園小学部、田園調布雙葉小学校、立教小学校、立教女学院小学校、早稲田実業学校初等部など。
2万8千円は洗足学園小学校など。
2万5千円は暁星小学校、国立学園小学校、光塩女子学院初等科、淑徳小学校、湘南白百合学園小学校、精華小学校、東京都市大学付属小学校、桐朋小学校、東洋英和女学院小学部、日本女子大学附属豊明小学校、雙葉小学校、星野学園小学校、横浜雙葉小学校など。
2万3千円は国立音楽大学附属小学校など。
2万2千円は関東学院小学校、関東学院六浦小学校、国府台女子学院小学部、昭和学院小学校など。
2万円は星美学園小学校、宝仙学園小学校、西武学園文理小学校、聖徳大学附属小学校などと学校によって受験料の差があります。
国立小学校の検定料は、3,300円(1次が1,100円・2次が2,200円)です。
(以上私立・国立小学校とも2023年度入試/2022年秋入試)
幼児教室(週2回程度)に約1年間通い、模試を5回以上、ドリル・書籍を20~30冊購入し、3~4校受験したとして、冒頭に示した内訳をトータルすると100万前後~200万円ほどになります。もちろん幼児教室や模試を利用するかどうか、何校受験するかなど、それぞれ個人差があるので準備のしかたによって費用は異なります。なかには自宅学習を中心として、入試直前だけ幼児教室に通い、準備費用はトータル50~60万円で済ませ、合格したというケースもあります。
今回は入学までにかかる費用の全般的なお話でしたが、次回のvol4では合格者の家庭に取材したなかから具体的な例をご紹介いたします。