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小学校受験の基礎知識 vol8「面接試験対策②」

2023年08月23日

面接試験対策②

面接試験対策①では、ずいぶん難しい質問をたくさんされるのだなと思われたかもしれません。でも面接時間は5分~10分程度。質問の数は限られているし、深く掘り下げて聞かれるわけでもありません。常識的に、またなるべく簡潔に答えるようにしましょう。それと、体験を交えるなどして具体的に答えられるといいです。たとえば「子育てで感動したこと」について、自分や家族の出来事を示しながら答えるなど。
学校側は第一志望者に入ってもらいたいもの。だから中途半端な態度は禁物です。家庭の意思を直接示す場である面接で、ぜひここに入りたいという意思をしっかりと示しましょう。

面接の服装としては、親子とも華美でないシンプルな外出着がいいでしょう。カジュアルな服装は避けましょう。母親は紺系のスーツ、父親は紺またはグレー系のスーツを着用する人が多い。アクセサリーは控えめに。
子どもの服装として、軽い運動を入試に課すかどうかによって変わってきます。女の子はボレロまたはジャケットとワンピース、ブラウスとスカートなどの服装が多い。色は紺無地。ブラウスは白。運動の試験がある場合は、運動用としてブラウス・ポロシャツとキュロットスカートなど。

男の子はシャツ・ズボンにジャケット、あるいはベスト・セーター。運動の試験がある場合は、運動用としてポロシャツ・ベストなど。色は女の子と同様。
受験者数の多い学校の場合は、少し目立つ格好をしたほうがいいと言われることも。それでも派手なスタイルは避けましょう。スカートならグレー系の細かいチェック柄のものを着る受験者もいます。またこれは希ですが、毎年志願者トップの某私立人気校では、“勘違い”して真っ赤なダウンジャケットを羽織って受験しに来た子どももいたとか。派手な服装はまわりの子どもの調子を狂わせてしまうことも考えられます。

すでに別項でも書きましたが、受験を経験したご家庭の率直な感想として、「親子とも服装を気張る必要はない。学校は短い面接時間のなかで服装などは特に見ない。服装で受かるわけではない」という言葉が多く寄せられています。常識的で清潔感があり、いっしょに受験する子どもたちに迷惑をかけない服装であればそれでかまいません。もし迷ったときは、受験する学校の制服を参考にするといいでしょう。
また、受験用の服に当日初めて袖を通すのではなく、予行演習のつもりで事前に着てみることを勧めます。試験前に本番と同じ格好をさせて受験校まで連れて行ったというご家庭もあります。

試験当日をリラックスして臨めるよう、予行演習をすることも大切です。

さて、全8回の「小学校受験の基礎知識」はこれで最後となります。
すでに志望校が決まっている方も、これから小学校受験を検討される方も、この記事を通して少しでも小学校受験に対しての知識が深まれば幸いです。