お受験トレンド

学校選び
大学への進学を見据えた小学校選び Vol.4「青山学院大学編」

2023年01月27日

小学校受験をするなら、大学まで内部進学できる一貫校に通わせたいと思う保護者も多いでしょう。そこで、「お受験じょうほう」編集部が大学への進学に着目し、受験校の比較ポイントを解説します。Vol.4は、「青山学院大学編」です。

 
■初等部から青山学院大学へ進む場合

青山学院では、幼稚園から大学、大学院まで一貫教育を行っています。初等部へ入学し、常識的な学校生活を送っていれば、中等部・高等部へと進学できるでしょう。さらに、基準を満たせば全員、青山学院大学のいずれかの学部に推薦されます。ただし、学部ごとに推薦枠が決まっているので、必ずしも第1志望の学部に推薦されるとは限りません。希望の学部に推薦されるかは、3年間の成績や出席状況などにより決まります。希望する学部が青山学院大学にないなど、他大学に出願する場合は、同大学への推薦による内部進学はできなくなります。

■系属校、教育提携校から青山学院大学へ進む場合

系属校は附属校と違い別法人ですが、系属校の生徒が青山学院大学への入学を希望する場合も、募集枠を上限に推薦による入学が認められます。2016年に系属校になった青山学院横浜英和中学高等学校(横浜市南区)は、2018年に男女共学となり、2020年には小学校も同大学の系属校となりました。また、2018年には、浦和ルーテル学院の設置校(小・中・高)が青山学院大学の系属校になっています。浦和ルーテル学院は2031年までに、希望者全員が青山学院大学へ進めるようになることを目指しています。

さらに、青山学院大学の教育提携校となっている横須賀学院中学高等学校、小学校から、同大学へ進むルートもあります。青山学院大学への推薦枠は年々拡充されており、現在は35名(指定校・提携校推薦 23 名、キリスト教学校同盟校推薦 12 名)。推薦枠は、中高一貫生を優先して適用されています。

このように、系属校、教育提携校から青山学院大学を目指すという道もあります。青山学院大学へ入学することを目指すのか、学びたいことが学べる学部への入学を目指すのか、青山学院大学の希望する学部への入学を目指すのかによって、入口となる小学校の選び方や入学してからの過ごし方も変わってくるでしょう。

 
最終回のVol.5では、「成城大学・成蹊大学編」をご紹介いたします。

 
今回ご紹介した「青山学院大学」の附属・系属・教育提携小学校

・青山学院初等部 >詳細はこちら
・青山学院大学系属 浦和ルーテル学院小学校(系属校) >詳細はこちら
・青山学院横浜英和小学校(系属校) >詳細はこちら
・横須賀学院小学校(教育提携校) >詳細はこちら