木の温もりが感じられる校内で、ふと目に留まった絵画。実は、生徒たちの作品を飾ったものだそうです。学校でよく見かける一斉掲示ではなく、額に収めて丁寧に飾っているためか、じっくりと鑑賞したくなる雰囲気…まるで小さな美術展のようでした。
作品の掲示方法を通して、学校の温かな雰囲気が感じられました。

説明会では、先生方の教育への飽くなき探求姿勢が伝わってきました。
たとえば、子どもたちが未来に必要な力として、<新しい価値を想像する力>、<他者と協働し、責任ある行動を取る力>、<統合的に考えながら、対立やジレンマを克服する力>…などを設定し、教育活動の中に様々な種まきを行っておられる熱心さが印象的でした。
具体的には、オンライン教育が推進されてきた近年でも、敢えて<書くこと>にこだわり、オリジナルの自学自習活動「帝塚山ノート」を推進。また、その前段階である「おしらせ学習、れんらくちょう(低学年対象)」では、日々の生活の中で、子どもたちが拾い上げた疑問や気づきを言語化し、仲間と伝え合う活動を大事にされておられました。
AI時代だからこそ、人との関わりや温もりを感じることを重要視する、帝塚山小学校ならではの取り組みだと感じました。一方で、AIが持つ革新性の面も上手に活用し、Chat GPTによる個別最適化戦略も考えておられるとのことでした。

アフタースクールでも、専門講師による多様な学びと体験が充実した帝塚山小学校。7月22日(土)には、入学考査に関する詳しい傾向と対策の説明もあるので、ぜひ参加をおすすめします。

(編集部 T.S)