智辯学園奈良カレッジ小学部は、金剛生駒紀泉国定公園内という自然に恵まれた環境に立地しています。開校以来“愛のある教育”という教育の原点を見つめ、“誠実・明朗”―「真心のある明るく元気な子」―に育って欲しいとする親の願いを叶える教育を推進しています。仏教の精神をもとに宗教的な情操・感謝の心・他人への思いやりを培います。そして、「相互礼拝、相互扶助」の精神で心を磨き人として生きる基本を身につけます。

奈良カレッジでは12 年一貫教育にこそ真の「ゆとり」があると考え、子どもたちの発達段階に応じて総合的な学力を身につけられるよう継続的な教育を進めています。1～3年生では、担任は国語・算数の授業を受け持ち、その他の授業は専門性の高い専科の教員が受け持ちます。学習内容が高度になる4年生からは、すべての教科で教科担任制の授業を行っています。習熟度に差のつきやすい算数の授業では、4年生からクラス一斉の授業だけではなく、習熟度別の授業も実施しています。児童一人一人の学習進捗状況に合わせて、少人数できめ細かな指導を行っています。個々の理解の進み具合に応じて、休み時間や放課後などを利用して、少人数の個別指導を行っています。確実に理解できるまで、丁寧に指導します。

奈良カレッジでは、国定公園内に立地する恵まれた自然環境を活かした里山プロジェクトを行っています。児童たちは休み時間に自由に田畑や森に遊びに行くことができ、授業の中では、昆虫や植物の観察、図工作品の材料集め、里山を題材にした俳句作りなどを行い、児童たちが自然と関わる時間を多くとっています。里山プロジェクトを通して、環境に対する高い意識を持つ児童を育成し、未来の世界に貢献できる人間としての土台を築いていきます。