小学校受験とは
小学校受験の基礎知識 vol8「関西エリアの私立学校の特徴⑥ 放課後預かり教室」
放課後預かり教室(アフタースクール)
両親共働きという時代のニーズに合わせて、放課後預かり教室も私立小学校に広がっています。宿題のサポートをしたり、読書して過ごしたりするほか、校内で塾や習い事もできる学校もあります。
百合学院小学校では、放課後に学習や習いごとに取り組める独自のプログラム “All in School”を学校主体で運営。算数や英語などの学力アップが目指せる「学力アップ対策」、学校内で習いごとができる「課外レッスン」、学童保育として機能する「ナザレトクラブ」、英語やスポーツなどにチャレンジできる「曜日指定保育」を展開しています。放課後にこれらのプログラムを利用しても、スクールバスで安心して下校できるように配慮されているのも利点です。
「ナザレトクラブ」百合学院小学校
帝塚山小学校では、最寄り駅すぐにあるビルのワンフロアを貸し切った同校児童限定の「学園前アフタースクール」を設置。学校との連携のもと、宿題・日記などの課題のフォローをするほか、ロボット科学教室やチアダンス教室など、曜日ごとの講座を開講します。また、卒業生の母親がスタッフとして参加しており、保護者からの相談に対応できることもメリットのひとつです。
「学園前アフタースクール」帝塚山小学校
立命館小学校では、アフタースクールとして約20講座を開講し、専門家が指導します。また講座終了後には預かりの時間も設けています。こうした預かり教室の多くは費用がかかりますが、外部の塾や習い事に比べ低額で、利用しやすくなっています。感染症対策に注意しながら実施しています。
「アフタースクール」立命館小学校
四條畷学園小学校では放課後教室として、放課後に算数国語教室やそろばん教室、体操教室、ストリートダンス教室、音楽教室など16におよぶ教室を展開しています。
小林聖心女子学院小学校では、放課後預かり教室「マイヤークラブ」を実施。思いやりや社会性を伸ばせるよう、1~6年生が仲良く一緒に遊び、協力し合いながら学習できる環境となっています。
次回のvol9では、引き続き「関西エリアの私立学校の特徴」として、”ICT・プログラミング教育” についてご紹介いたします。