四條畷学園小学校
児童一人ひとりが好奇心の幅を広げる発想や才能を発揮できる環境を!
四條畷学園小学校では、児童みんなが持っている「やってみたい」という素直な気持ちから始まり、好きな事に挑戦し、体験することがそのまま学びとなることを大切にしています。今回は、『自由に選べる学び』について、ENJOYクラブ活動と、放課後の過ごし方について、田中佐知子校長先生に話しを伺いました。
四條畷学園小学校 校長 田中佐知子先生のお話
四條畷学園小学校 校長 田中佐知子先生のお話

校長 田中佐知子先生
四條畷学園小学校 校長 田中佐知子先生のお話
児童の声を反映して作り上げたENJOYクラブ活動
ENJOYクラブ活動とは、学校の授業内で行われるクラブ活動です。年10~12回程行われており、3年生~6年生の336名が学年混合で活動します。前身は、授業開始前の朝に行われていたクラブ活動ですが、2年前より授業の中で行うようになったそうです。現在は、運動系(サッカー、ドッジボール、バスケットボール、バドミントン、陸上、モルック、ダンス)、文化系(料理、プログラミング、カードゲーム、工作、手芸・裁縫、マジック、まんが・イラスト、作家、将棋・チェス、人生ゲーム、マネーゲーム、とことこドミノ)と、多種多様のクラブ活動があります。
「1年目は教員でクラブを作りましたが、児童の声も反映させたいという思いからアンケートを取りました。楽しいもの、続けたいものは何か? また、どのようなクラブ活動があればやってみたいか? と聞くと、上がってきた案の中に、ドッジボール、サッカー、モルック、料理、人生ゲーム、将棋・チェス、陸上などの希望がありました。与えられたクラブ種目ではなく、児童が興味のあるものを話し合い、希望を出しながらクラブ活動が立ち上り、その中から自分のやりたい活動を選択します。3年生~6年生の学年混合の活動にしているのが特長です」と田中校長先生は教えてくれました。
「1年目は教員でクラブを作りましたが、児童の声も反映させたいという思いからアンケートを取りました。楽しいもの、続けたいものは何か? また、どのようなクラブ活動があればやってみたいか? と聞くと、上がってきた案の中に、ドッジボール、サッカー、モルック、料理、人生ゲーム、将棋・チェス、陸上などの希望がありました。与えられたクラブ種目ではなく、児童が興味のあるものを話し合い、希望を出しながらクラブ活動が立ち上り、その中から自分のやりたい活動を選択します。3年生~6年生の学年混合の活動にしているのが特長です」と田中校長先生は教えてくれました。

一番人気は料理クラブ!人数が多いので2クラスに分かれているそうです。
「授業時間の45分間でできることは限られます。一品を作り上げることにこだわらず、卵のゆでかた、野菜の切り方など、基礎的なものから始めています。将来役に立ち、且つ児童にわかりやすいもの、児童の意見などを中心に調理しています」と田中校長先生。
実際に活動している所を見学しました。この日は、ミルクせんべいに練乳などをかけて新年会パーティーをしていました。感想を聞きながら取材をしていると、作ったミルクせんべいを私に持ってきてくれる子がいました! 周りに気を配ることができる、優しい児童が多いなぁと思いながら懐かしい味を堪能しました。ソースをつけて食べている子もいて、感想を聞くと「意外といける!」と言っていました。
その他、様々なクラブで児童の生き生きと活動している姿や、夢中になっている姿を見る事ができました。また、フレンドリーに話してくれる児童が多く、様々な感想を聞くこともできました。「作家クラブ」では、コンピューター室に5人程の児童がパソコンに向かって自分の考えた物語を執筆していました。話を聞いてみると、「自分でストーリーを考えるのがとても好き!」「熱中している時間が楽しい!」「どんな内容にしようかなと考えていると時間がすぐ過ぎる!」など、それぞれが楽しさを見出している姿が印象的でした。将来、本当の作家が誕生するかもしれません。
「授業時間の45分間でできることは限られます。一品を作り上げることにこだわらず、卵のゆでかた、野菜の切り方など、基礎的なものから始めています。将来役に立ち、且つ児童にわかりやすいもの、児童の意見などを中心に調理しています」と田中校長先生。
実際に活動している所を見学しました。この日は、ミルクせんべいに練乳などをかけて新年会パーティーをしていました。感想を聞きながら取材をしていると、作ったミルクせんべいを私に持ってきてくれる子がいました! 周りに気を配ることができる、優しい児童が多いなぁと思いながら懐かしい味を堪能しました。ソースをつけて食べている子もいて、感想を聞くと「意外といける!」と言っていました。
その他、様々なクラブで児童の生き生きと活動している姿や、夢中になっている姿を見る事ができました。また、フレンドリーに話してくれる児童が多く、様々な感想を聞くこともできました。「作家クラブ」では、コンピューター室に5人程の児童がパソコンに向かって自分の考えた物語を執筆していました。話を聞いてみると、「自分でストーリーを考えるのがとても好き!」「熱中している時間が楽しい!」「どんな内容にしようかなと考えていると時間がすぐ過ぎる!」など、それぞれが楽しさを見出している姿が印象的でした。将来、本当の作家が誕生するかもしれません。


放課後の過ごし方(放課後クラブと放課後教室について)
授業内の活動だけでなく、児童たちの放課後を有意義な過ごし方ができるように、環境を整えているのも、四條畷学園小学校の特徴です。授業が終わってから16:20(10月~4月は16:00)まで、学校で教室と運動場が開放されているため、自由に遊んで帰宅する子も少なくありません。
「遠くから通う子もおり、帰宅後に遊ぶとなると難しいです。学校を開放するので思いっきり遊んでから帰宅してもらおうと思っています。また、昨今の保護者のライフスタイルを鑑みて、放課後の時間を利用して放課後クラブと放課後教室を利用することが可能となっています」と田中校長先生。
放課後クラブ(お預かり教室):
月曜日から金曜日と長期休暇の間、保護者が安心してお仕事ができるように、18:00まで利用することができます(10,800円/月)。また、スポット利用もでき、600円/日となっています。※運営管理(株式会社イング)
放課後教室(習い事):
放課後に、学校全体の施設を有効活用して、様々な「教室」を開講しています。児童が自分の好きなことにチャレンジし、可能性を伸ばして欲しいという思いから成り立ちました。書道、そろばん、英会話、英語発音訓練(ATR)、体操、科学(ロボット)、音楽教室、合唱団、水泳、算数・国語教室など、様々な種類が受講できるようになっています。どの教室も、大変良心的な価格となっています。また、教室移動だけで習い事ができるということもあり、保護者の間で大変な人気を博しています。
一番人気は書道教室。定員が全て埋まっている状況だそうです。日本の伝統文化でもある書道ですが、墨を磨って、筆を使って半紙に文字を書くことで集中力がつき、またストレス解消にも効果があるとされています。字がきれいに書けるように、1年生が一生懸命頑張っている姿がありました。
「遠くから通う子もおり、帰宅後に遊ぶとなると難しいです。学校を開放するので思いっきり遊んでから帰宅してもらおうと思っています。また、昨今の保護者のライフスタイルを鑑みて、放課後の時間を利用して放課後クラブと放課後教室を利用することが可能となっています」と田中校長先生。
放課後クラブ(お預かり教室):
月曜日から金曜日と長期休暇の間、保護者が安心してお仕事ができるように、18:00まで利用することができます(10,800円/月)。また、スポット利用もでき、600円/日となっています。※運営管理(株式会社イング)
放課後教室(習い事):
放課後に、学校全体の施設を有効活用して、様々な「教室」を開講しています。児童が自分の好きなことにチャレンジし、可能性を伸ばして欲しいという思いから成り立ちました。書道、そろばん、英会話、英語発音訓練(ATR)、体操、科学(ロボット)、音楽教室、合唱団、水泳、算数・国語教室など、様々な種類が受講できるようになっています。どの教室も、大変良心的な価格となっています。また、教室移動だけで習い事ができるということもあり、保護者の間で大変な人気を博しています。
一番人気は書道教室。定員が全て埋まっている状況だそうです。日本の伝統文化でもある書道ですが、墨を磨って、筆を使って半紙に文字を書くことで集中力がつき、またストレス解消にも効果があるとされています。字がきれいに書けるように、1年生が一生懸命頑張っている姿がありました。


次にそろばん教室。こちらは週1回~3回コースから選ぶことができます。こちらも人気となっており、視覚と指先を使う事で、計算力や情報処理能力のみならず、脳の働きを活性化させ、記憶力、創造力が高まるとされています。同校では正課授業でもそろばんを取り入れています。教室は児童でいっぱいでしたが、それぞれが真剣に向き合っていました。
英会話教室は、1年生~2年生の低学年向けで、ネイティブ講師と一緒にグループレッスンをしていました。伺った当日は、1年生と講師の先生が楽しそうにお年玉について話していました。「〇〇を買うのに使う!」「大人になるまで貯金する!」など様々なやり取りをしていました。3年生からは、ATR(英語発音訓)という英語の聞き取りや発音特訓を受ける教室を受講する児童が多いそうです。
3教室とも、週1回の利用で、年間24,000円(月額:2,000円程 ※教材費別、8月は休講)と破格の料金設定です。 ※掲載価格は、今年度のものです。来年度以降、価格が変動する可能性もあります。
※管理運営会社は株式会社イング
その他、同学園短期大学の幼児教育学科在籍の先生方がされている音楽教室があります。ピアノだけでなく、マリンバなど様々な楽器を練習できる環境が整っています。また、混声合唱団があり、発声の仕方を本格的に教えてもらえるのでとても綺麗な合唱になるそうです。
水泳教室では、週1回から3回。中学校舎にある温水プールで実施されています。こちらも放課後に校舎の移動のみで通う事ができ、大変人気があるそうです。初心者から、選手コースまで段階に応じたコースにわかれて習うことが可能です。同学園高等学校の水泳部が多くの全国レベル選手を輩出していることで有名なので、目指す存在が身近にいて習う子の刺激にもなりそうです。
「自分が本当に好きなことを見つけられるため、児童に色々な体験をさせてあげたいと思います。身近に様々な学びができることで、少しでも多くのことに触れる機会を増やしたいと思っています」と田中校長先生
英会話教室は、1年生~2年生の低学年向けで、ネイティブ講師と一緒にグループレッスンをしていました。伺った当日は、1年生と講師の先生が楽しそうにお年玉について話していました。「〇〇を買うのに使う!」「大人になるまで貯金する!」など様々なやり取りをしていました。3年生からは、ATR(英語発音訓)という英語の聞き取りや発音特訓を受ける教室を受講する児童が多いそうです。
3教室とも、週1回の利用で、年間24,000円(月額:2,000円程 ※教材費別、8月は休講)と破格の料金設定です。 ※掲載価格は、今年度のものです。来年度以降、価格が変動する可能性もあります。
※管理運営会社は株式会社イング
その他、同学園短期大学の幼児教育学科在籍の先生方がされている音楽教室があります。ピアノだけでなく、マリンバなど様々な楽器を練習できる環境が整っています。また、混声合唱団があり、発声の仕方を本格的に教えてもらえるのでとても綺麗な合唱になるそうです。
水泳教室では、週1回から3回。中学校舎にある温水プールで実施されています。こちらも放課後に校舎の移動のみで通う事ができ、大変人気があるそうです。初心者から、選手コースまで段階に応じたコースにわかれて習うことが可能です。同学園高等学校の水泳部が多くの全国レベル選手を輩出していることで有名なので、目指す存在が身近にいて習う子の刺激にもなりそうです。
「自分が本当に好きなことを見つけられるため、児童に色々な体験をさせてあげたいと思います。身近に様々な学びができることで、少しでも多くのことに触れる機会を増やしたいと思っています」と田中校長先生


校長先生と児童との距離の近さ
今回、校長室で取材をさせて頂きましたが、ゲームが沢山置いてありました。それを目当てに児童が遊びにくるそうです。雨の日も休み時間毎に児童がいっぱい集まってくるようです。
「校長室という重みもありますが、児童の憩いの場にもなっています。実際接することで、友人関係がわかり、それぞれの個性もわかります。本校の児童は、お互い本音が言い合えるような心の近さがあります。相手に言ったらどうなるのかな? これ言ったら相手が怒ったらどうしよう? 言い返されたらどうしよう? などがあまりないのは特徴です。お互いを尊重し合えているからなのだと思っています。『探究』という言葉が使われますが、一生懸命自分達が考えたものが、自由な発想力を活かして、楽しく伸びていけるといいなと思います。やっぱり学校は楽しくないと!」と田中校長先生は締めくられました。
「校長室という重みもありますが、児童の憩いの場にもなっています。実際接することで、友人関係がわかり、それぞれの個性もわかります。本校の児童は、お互い本音が言い合えるような心の近さがあります。相手に言ったらどうなるのかな? これ言ったら相手が怒ったらどうしよう? 言い返されたらどうしよう? などがあまりないのは特徴です。お互いを尊重し合えているからなのだと思っています。『探究』という言葉が使われますが、一生懸命自分達が考えたものが、自由な発想力を活かして、楽しく伸びていけるといいなと思います。やっぱり学校は楽しくないと!」と田中校長先生は締めくられました。

まとめ
校内見学で児童たちに取材をさせていただいた時、とても気さくに話をしてくれ、こちらも気兼ねなく色々と質問ができました。本当に楽しそうに自分の好きなことに真剣に取り組んでいる様子、自由な発想で発言をしている姿を間近で見る事ができました。「やっぱり学校は楽しくないと!」という先生のお話、まさしく、同じ年頃の子を持つ保護者の立場として、「学校が楽しい!」と言ってくれるのが、何より嬉しく安心します。自分の興味のあることを見つけて、自分で考えて、自分で創る、日々の学校生活がその言葉通りだと感じました。

