須磨浦小学校
少人数教育で、一人ひとりを手厚くサポート!低学年からの基礎学力の徹底により志望中学校への進学を目指す
1902年の創設から人間教育に努める兵庫県で最も歴史のある伝統校です。昔の別荘地に佇み利便性の良さにより、西は姫路、東は西宮北口、北は宝塚から通学されています。全員が中学受験をし、志望校への進学を目指しており、今年の卒業生の進学先が、灘、甲陽、六甲、白陵、洛南と、難関私立中学校への合格者を多数輩出しました。
進学実績だけを見ると、中学受験に特化した小学校というイメージですが実際はそうではなく、一人ひとりの可能性を引き出す須磨浦学園の教育システムにあるようです。岩渕正文校長先生と佐山公章教頭先生に詳しくお話をうかがいました。
須磨浦小学校
岩渕正文校長先生・佐山公章教頭先生のお話
• 少人数教育だからできる!
• 本物に触れる経験を大切に!個性や才能を伸ばす
• 『読み』『書き』『計算』の基礎学力の徹底の成果
• 大手進学塾との連携
• 須磨浦小学校への受験を考えている子ども達や保護者の方へのメッセージ
• まとめ
進学実績だけを見ると、中学受験に特化した小学校というイメージですが実際はそうではなく、一人ひとりの可能性を引き出す須磨浦学園の教育システムにあるようです。岩渕正文校長先生と佐山公章教頭先生に詳しくお話をうかがいました。
須磨浦小学校
岩渕正文校長先生・佐山公章教頭先生のお話
• 少人数教育だからできる!
• 本物に触れる経験を大切に!個性や才能を伸ばす
• 『読み』『書き』『計算』の基礎学力の徹底の成果
• 大手進学塾との連携
• 須磨浦小学校への受験を考えている子ども達や保護者の方へのメッセージ
• まとめ
岩渕正文校長先生
佐山公章教頭先生
須磨浦小学校 岩渕正文校長先生・佐山公章教頭先生のお話
少人数教育だからできる!
創設以来、1学年1学級制の少人数教育を推し進めています。1年生は担任、副担任、教科担任の1クラス3人制で、児童を手厚くサポートし、行き詰まってしまうことがないように配慮して楽しく過ごせるようにしているそうです。
「沢山の大人の目で見る事ができ、その児童の良い面を早く見いだせ、何かあった時は早めに対処ができるのが良い所です。児童と先生の距離間はとても近く、関わる大人が年間を通して数が多く、また、先生同士も様々な角度から子ども達を見守っていて、情報共有できるようにしています」と岩渕校長先生は教えてくれました。
「こどもの将来像、思い描く夢、家庭が理想とされている将来設計を大切にしています。『ここへ行きたい、ここに入りたい!』と思う第一希望を大切にし、全力で応援しています。全員が受験に向かっていくので、『じゃあ、みんなで頑張ろう!』と大きなベクトルは同じ方向を向きます。決して足の引っ張り合いになる事はなく、志望校合格に向けて頑張ろうねと言う雰囲気が代々醸成されています。点数などに一喜一憂せず、たとえ結果が振るわなかったとしても、どこが足りなかったのかを一緒に考え、目指す所へ最後まで諦めないように後押ししています。」(佐山教頭先生)
「沢山の大人の目で見る事ができ、その児童の良い面を早く見いだせ、何かあった時は早めに対処ができるのが良い所です。児童と先生の距離間はとても近く、関わる大人が年間を通して数が多く、また、先生同士も様々な角度から子ども達を見守っていて、情報共有できるようにしています」と岩渕校長先生は教えてくれました。
「こどもの将来像、思い描く夢、家庭が理想とされている将来設計を大切にしています。『ここへ行きたい、ここに入りたい!』と思う第一希望を大切にし、全力で応援しています。全員が受験に向かっていくので、『じゃあ、みんなで頑張ろう!』と大きなベクトルは同じ方向を向きます。決して足の引っ張り合いになる事はなく、志望校合格に向けて頑張ろうねと言う雰囲気が代々醸成されています。点数などに一喜一憂せず、たとえ結果が振るわなかったとしても、どこが足りなかったのかを一緒に考え、目指す所へ最後まで諦めないように後押ししています。」(佐山教頭先生)
本物に触れる経験を大切に!個性や才能を伸ばす
また、須磨浦小学校では、将来の進路を考える上で、本物に触れる経験を大切にしています。茶道・陶芸・和楽器など、日本の文化や伝統を学び、国際人として活躍する将来を見据え、日本の良さを語れる人になって欲しいと思う願いから、日本の伝統文化に触れる体験学習を行っています。
その他、図工を専任の先生から学んだり、体育専科の先生が丁寧に指導したり、卒業生とタイアップしてTVに取り上げられたりなど、本物に触れる経験は、確実に基礎学力の定着に繋がっているとおっしゃっていました。
「理科の時間、観察や実験は通常行われる事だと思いますが、実際に自分の手で触って、自分の目で観察し、確認する事を大切にしています。実験道具や器具は一人一台(もしくは二人一台)準備しているので、みんなが触れて確実に実験ができる機会を設けています。顕微鏡も様々な種類を揃えており、用途に応じて実際に触れ、試行錯誤を繰り返すことで、観察する物によって何を選ぶかが自然にわかるようになります。高倍率のものを使えばよいというのではなく、物によって低倍率の方がよくわかるという、状況に応じて使い分けることができる判断力がついています。
また、デジタル機器(iPad)とつないで全体を大きく映し、撮影し、記録することもあります。一人一台3年生以上に持たせているので、それを上手に使い分けています。このように、古くから良いとされているものは継続して使い、新しいICT機器も上手く融合させています。デジタルの良さを知るためには、アナログを経験しなければなりません。」(岩渕校長先生)
その他、図工を専任の先生から学んだり、体育専科の先生が丁寧に指導したり、卒業生とタイアップしてTVに取り上げられたりなど、本物に触れる経験は、確実に基礎学力の定着に繋がっているとおっしゃっていました。
「理科の時間、観察や実験は通常行われる事だと思いますが、実際に自分の手で触って、自分の目で観察し、確認する事を大切にしています。実験道具や器具は一人一台(もしくは二人一台)準備しているので、みんなが触れて確実に実験ができる機会を設けています。顕微鏡も様々な種類を揃えており、用途に応じて実際に触れ、試行錯誤を繰り返すことで、観察する物によって何を選ぶかが自然にわかるようになります。高倍率のものを使えばよいというのではなく、物によって低倍率の方がよくわかるという、状況に応じて使い分けることができる判断力がついています。
また、デジタル機器(iPad)とつないで全体を大きく映し、撮影し、記録することもあります。一人一台3年生以上に持たせているので、それを上手に使い分けています。このように、古くから良いとされているものは継続して使い、新しいICT機器も上手く融合させています。デジタルの良さを知るためには、アナログを経験しなければなりません。」(岩渕校長先生)
『読み』『書き』『計算』の基礎学力の徹底の成果
特に今回の進学実績につながった理由の一つに、低学年のうちからしっかり基礎学力を徹底したことが成果として表れたのではと。『読み』『書き』『計算』をしっかり学び、日々学習に取り組んだ結果ではないかと岩渕校長先生は教えてくれました。
「一人ひとりの可能性を伸ばし、基礎基本の学力をきっちり定着させることを重点的に取り組んでいます。中学入試に対して対応できる力、応用力の育成です。昔からある習い事の世界にある言葉で言うと、『守破離』の言葉です。
『守』・・・1・2年生は、習ったことを確実に身につける。
『破』・・・3・4年生では、低学年で身につけたことを使って、発展させる。
『離』・・・5・6年生では、学んできた事を自分のものとして確立させる。
1・2年生のうちは、しっかり書いて考え、しっかり書いて計算する。筆圧の基本から始め、きっちり書く練習を行います。実際手を動かして書く事に重きを置いているのでiPadは渡していません。3・4年生から、低学年で学んだことを活かし、iPadをツールとして用います。中学入試の問題集に取り組み始めるのもこの時期からです。5・6年生では中学入試を見据えて、自分で自分の方向に進んでいくように促します。」(岩渕校長先生)
「低学年は書く作業をかなり重要視しています。ノートの作成、作文指導、日々の学習の中で単元ごとの振り返りなど、結構な文章量を書かせるようにしています。そのような地道な積み重ねが、中学年、高学年になり受験へと繋がっていきます。」(佐山教頭先生)
6年生になると、個別に特化した授業のカリキュラムが多くなるようで、各児童に必要な課題をしっかり指導していきます。算数や理科はクラスを半分に分け、基礎基本をしっかり押さえるクラスと、深く発展的に学びたいクラスに分けます。もともと少人数ですが、教員もそれぞれに複数人配置し、1年かけて受験に向けて授業をしていきます。
宿題などの家庭学習は高学年になるに従い少なくなっていきますがそれには意図があります。1つは学校の中で完結させるように、2つ目は全員共通の課題を出すよりは、個別に声掛けをして最適な課題に取り組めるように学習支援をしているからです。学校の授業では関係ない問題集であっても、先生は教えてくれ、コミュニケーションを図りながら、一人ひとりの学習をバックアップしています。
「一人ひとりの可能性を伸ばし、基礎基本の学力をきっちり定着させることを重点的に取り組んでいます。中学入試に対して対応できる力、応用力の育成です。昔からある習い事の世界にある言葉で言うと、『守破離』の言葉です。
『守』・・・1・2年生は、習ったことを確実に身につける。
『破』・・・3・4年生では、低学年で身につけたことを使って、発展させる。
『離』・・・5・6年生では、学んできた事を自分のものとして確立させる。
1・2年生のうちは、しっかり書いて考え、しっかり書いて計算する。筆圧の基本から始め、きっちり書く練習を行います。実際手を動かして書く事に重きを置いているのでiPadは渡していません。3・4年生から、低学年で学んだことを活かし、iPadをツールとして用います。中学入試の問題集に取り組み始めるのもこの時期からです。5・6年生では中学入試を見据えて、自分で自分の方向に進んでいくように促します。」(岩渕校長先生)
「低学年は書く作業をかなり重要視しています。ノートの作成、作文指導、日々の学習の中で単元ごとの振り返りなど、結構な文章量を書かせるようにしています。そのような地道な積み重ねが、中学年、高学年になり受験へと繋がっていきます。」(佐山教頭先生)
6年生になると、個別に特化した授業のカリキュラムが多くなるようで、各児童に必要な課題をしっかり指導していきます。算数や理科はクラスを半分に分け、基礎基本をしっかり押さえるクラスと、深く発展的に学びたいクラスに分けます。もともと少人数ですが、教員もそれぞれに複数人配置し、1年かけて受験に向けて授業をしていきます。
宿題などの家庭学習は高学年になるに従い少なくなっていきますがそれには意図があります。1つは学校の中で完結させるように、2つ目は全員共通の課題を出すよりは、個別に声掛けをして最適な課題に取り組めるように学習支援をしているからです。学校の授業では関係ない問題集であっても、先生は教えてくれ、コミュニケーションを図りながら、一人ひとりの学習をバックアップしています。
大手進学塾との連携
大手進学塾と『コラボ授業』も開催しており、今年度で12年目となります。実績はありますが、卒業生を含めても少人数が故、過去の受験データだけでは母数がどうしても少なくなってしまいます。大手進学塾と提携する事によって、塾が持っている膨大なデータを活用しながら、最新の入試動向を聞き、児童や保護者の方々にフィードバックしています。きめ細やかな進路相談や受験対策を、一人ひとりに寄り添った勉強方法とカリキュラムにより受験に挑んでいます。人数が少ない良さもありつつ、少ない事がマイナスにならない取り組みもしています。
「今までの実績でいくと、家庭だけで頑張っていても良い結果は出ていません。家庭と学校がうまく連携できていると、子ども達に余裕が生まれます。また、保護者の方々にも心にゆとりが生まれます。受験という荒波に向かって、少々の波風が立とうとも、揺るがず許せるようになります。
もちろん『良い結果』とは有名で偏差値の高い学校と言う訳ではありません。児童の人となりを見ながら、どんな将来を思い描いているかをもとに、志望する学校を決め、目指す過程がとても大切です。
保護者の方へは情報提供の講演会を実施し、個人面談や、それ以外でもじっくり話をする機会を設けています。学校の良い所は追跡調査ができる所です。卒業生がどの中・高・大を卒業して、どういった職業に就いているのかも参考にしながら話をしています。」(岩渕校長先生)
「今までの実績でいくと、家庭だけで頑張っていても良い結果は出ていません。家庭と学校がうまく連携できていると、子ども達に余裕が生まれます。また、保護者の方々にも心にゆとりが生まれます。受験という荒波に向かって、少々の波風が立とうとも、揺るがず許せるようになります。
もちろん『良い結果』とは有名で偏差値の高い学校と言う訳ではありません。児童の人となりを見ながら、どんな将来を思い描いているかをもとに、志望する学校を決め、目指す過程がとても大切です。
保護者の方へは情報提供の講演会を実施し、個人面談や、それ以外でもじっくり話をする機会を設けています。学校の良い所は追跡調査ができる所です。卒業生がどの中・高・大を卒業して、どういった職業に就いているのかも参考にしながら話をしています。」(岩渕校長先生)
須磨浦小学校への受験を考えている子ども達や保護者の方へのメッセージ
「本校が目指しているこども像に3つの観点があります。
1、先生のお話が聞ける子ども
2、友達の発表が聞ける子ども
3、自分の考えをしっかりと言える子ども
です。結果だけを求めしまうのではなく、例えば親子で本を読んでいる時に、『これどう思う?』とか『これはどうして?』とか、考え方を言葉で伝えたり、その過程を一緒に考えたりできる親子関係を重視しています。結果的にそういう環境で育った子の方が伸びます。間違えてもじっくり考えている子、素直に発言できる子、親子の対話などを聞かせていただきます。今年度の学校説明会やイベントなどの申し込みも随時受け付けております。
また、夏休みには校舎内がリニューアルする予定です。是非一度本校へ来ていただき、雰囲気や授業を体感してみて下さい。お待ちしております。」(岩渕校長先生)
1、先生のお話が聞ける子ども
2、友達の発表が聞ける子ども
3、自分の考えをしっかりと言える子ども
です。結果だけを求めしまうのではなく、例えば親子で本を読んでいる時に、『これどう思う?』とか『これはどうして?』とか、考え方を言葉で伝えたり、その過程を一緒に考えたりできる親子関係を重視しています。結果的にそういう環境で育った子の方が伸びます。間違えてもじっくり考えている子、素直に発言できる子、親子の対話などを聞かせていただきます。今年度の学校説明会やイベントなどの申し込みも随時受け付けております。
また、夏休みには校舎内がリニューアルする予定です。是非一度本校へ来ていただき、雰囲気や授業を体感してみて下さい。お待ちしております。」(岩渕校長先生)
まとめ
岩渕校長先生、佐山教頭先生ともにとても優しく和やかな雰囲気の中でお話ができました。児童が安心して過ごせるようサポートして下さっているのが、とてもよくわかり、少人数制のアットホームな環境の中、一人ひとり丁寧に接することで子ども達の感性を磨きあげ、且つ勉学も疎かにせず個々の志望する学校に向けて、しっかり基礎を積み上げた教育をされています。人数が少ないから、みんな小さい頃から知っていて、縦の関係は密だそうです。最近は1~6年生が入り混じってドッチボールをしている様で、力関係はあるものの、上級生は手加減をしながら、下級生は力の限り精一杯投げ、当てられた上級生は『お前すごいなぁ』と素直に言える児童達だと言う、微笑ましいエピソードを教えて頂き、素晴らしい関係が築かれているのだなと思いました。
また、推薦提携を結んでいる学校があり、昨年度から10校となりました。児童数に対する提携推薦校の割合が大きく、過去の実績等から他の私立中学校からの信頼も厚い学校だと言う事が分かります。ぜひ一度、須磨浦学園小学校に足を運んでみて下さい。
また、推薦提携を結んでいる学校があり、昨年度から10校となりました。児童数に対する提携推薦校の割合が大きく、過去の実績等から他の私立中学校からの信頼も厚い学校だと言う事が分かります。ぜひ一度、須磨浦学園小学校に足を運んでみて下さい。