近畿大学附属小学校では、近畿大学の建学の精神でもある「実学教育」を実践すべく、設立以来、学舎・学習旅行をはじめとする、様々な体験学習を通して日々の教育活動を展開しています。1年生から低学年で実施している学舎では、「自分のことは自分でする」ということを学び、その経験を生かして、高学年では中京・東京方面への学習旅行を行っています。
教室から飛び出し、実地に学ぶことを通して興味・関心を高め、友達と知る喜びを共有しながら、自分で調べたり考えたりすることを大切にしています。15学部49学科を持つ近畿大学が誇る最先端の実学教育プログラムの中から、小学生の発達段階に合わせたわかりやすく、かつ、社会に出て生きる力となる様々な連携授業を実施しています。医学部との連携では附属病院の現場で働く方々の話を直接聞き、最新の医療機器にふれるなど、医学部のある大学の附属ならではの体験を通して「命の尊さ」を学び、同時に勤労観や職業観の育成を図ります。近畿大学には世界の注目を集めている最先端の学術研究がたくさんあります。たとえば次世代の未来エネルギーとして高い評価を得ているバイオコークス。またクロマグロの完全養殖に成功した近大マグロは、長年にわたる最先端の研究の成果です。子どもたちは実際に魚を養殖している生簀なども見学します。こうした世界レベルの研究にふれ、学ぶことは、きっと子どもたちが未来の自分を見つけるきっかけになります。さらにオリンピックのメダリストから直接指導を受ける機会や、様々な学部と連携したプログラムを実施し、近畿大学附属ならではのオリジナルの教育カリキュラムを実践しています。