奈良と大阪の県境にあり、近鉄大阪線「関屋」駅、南大阪線「上ノ太子」駅、JR大和路線「高井田」駅から児童の安全のため、通学バスにて学校へ通うことができます。静かな国定公園に立地し、自然環境は抜群!円形の校舎から見える広大な中庭と、空と草木のコントラストは絶景でした。天気の良い日は、ここでお弁当を食べる日もあるそうです!
「我が子に将来どのように成長して欲しいと願いますか?」と校長の山本先生は保護者に語りかけました。教育とは、子どもが一人で生きていくことができるように、考え方・生き方といった『かけがえのない財産』を育てることです。「感謝の心」を養い、「豊かな人間性」を育むことが重要なことだとお話がありました。「あたりまえのことを、あたりまえに」行う習慣がついていれば、未来を見据えた力が育っていきます。感謝の気持ち、思いやりの心といった「心が育てば、心が育てる(感謝が身についていれば、自分も育つ)」、素直に「ありがとう!」が言え、今ある自分に感謝できるようにと、児童には伝えているそうです。
一方で、豊かな人間性を培う為には、個々が持っている能力を最大に伸ばす教育も必要だと語られました。「どんな知識があるか?」ではなく、「持っている知識をどう生かすのか?」が重要になる為、様々な体験や経験ができる機会が設けられています。その一つにCollege timeと呼ばれる時間があります。学校の豊かな自然を活かし、作物を実際に育て、考え、工夫し、試し、改善を繰り返しながら問題解決型学習を行っています(里山プロジェクト)。そこから発展し、自らが様々な視点でテーマを見つけて探究し、仲間とともに課題解決へ導きだし、答えのない課題に挑戦し、やり遂げる力を育成しています(探究プロジェクト)。豊かな人間性とともに、責任を持ち(主体性)、仲間と協働しながら(協働性)、新たな価値を想像していく力(創造性)を養うことが、学校最大の特徴である『未来型リーダーの育成』へ繋がっているとおっしゃっていました。
その他、1年生からの臨海・林間学校や、国際人を育てる学びとして、1年生からネイティブの先生による授業E-timeが設けられていること、6年生の修学旅行は、オーストラリア(4泊5日)となっており、現地の姉妹校との異文化交流会など様々な本物に触れる体験ができるそうです。
講堂で、よさこいソーラン部の演技を見せてもらいました。みんなが協力して踊っている姿が印象的で、一人ひとりが楽しんで披露している姿に感動しました。すれ違う児童も、しっかり挨拶をしてくれる姿、ありがとうございます!と気持ちよく伝えてくれる姿に、思わず「こちらこそ!」と反応してしまうのですが、まさに先生がおっしゃる感謝する気持ちが根づいているのだと実感しました。
今後のイベントとして、2/1(土)は、2次試験、転入学試験は2/22(土)となっています。3/1(土)は、春のカレッジフェスタがあり、学校見学ができます。また、個別見学は随時行っているそうなので、受験をお考えのご家庭は、ぜひ一度足を運んで体験してみて下さい。
(編集部 A.M)

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