大学附属校が持つ魅力を肌で感じることができた見学会でした。
JR高槻駅、阪急京都線高槻市駅から便利なミューズキャンパスは、初等部以外に中・高等部、大学の社会安全学部、および大学院社会安全研究科を設置する先進的な学び舎です。
一見すると近代的な趣なのですが、初等部の空間へ足を踏み入れると、大人でもワクワクするような遊びと学びのタネがあちこちに仕掛けられており、「こっちこっち!(段ボール製の)土管があるぞ!」「わぁー、手作りのビー玉転がし!上手に作ってあるねぇ」「壁にお絵描きしていいんだって!」…などと、すっかり童心に帰った親子の弾んだ声が聞こえてくるほど。1クラス30人、計2クラスの少人数学校でありながら、蔵書数2万冊、かつデジタル図書まで備えた図書館などの充実した施設も圧巻でした。

また、大学附属校ならではの深く、広い学びの事例にも驚かされました。
たとえば、6年生が地域と連携して取り組んだという防災イベントは、児童たちの発案でコンテンツを書籍にまとめて出版するに至ったそうです(クラウドファンディングで資金調達まで行ったとのこと)。
教育現場にAIを効果的に取り入れる試みとして、<ChatGPTに、谷川俊太郎になりきって翻訳をさせる>→<谷川の作風との比較(クリティカルシンキング)>→<自分たちが谷川になりきって作品を書き替える>という活動のお話もあり、いかに先生方が熱く研究活動を重ねられておられるか、そしてこれらの活動を支えるミュース学習・STEAM教育の厚さも伝わってきました。
小学校から高校まで12年一貫教育校であり、附属大学への進学も可能だからこそ、深く広く学ぶことができる体験。皆さんにも、肌で感じていただきたいと思いました。
※今後のスケジュール:体験授業(5/26)オープンスクール(6/8)
(編集部 T.S)