●「子どもを中心とした学び」で6つの力を育む
学園の教育ビジョンである「自ら考え判断し行動できる子どもたち」の育成を教育目標に定め、「小学校の6年間で育成すべき資質・能力」として以下の6つのコンピテンシーを主要なキーコンピテンシーとして定め、個々の児童の豊かな資質・能力をさらに伸ばすことを目指します。
(1)思考力
自ら思考し、考えたことを論理的に他者に伝えることができる。
(2)チャレンジ力
「できること」ではなく、「やりたいこと」に積極的に取り組むことができる。
(3)創造力
「やりたいこと」を作りだし、既存の考えを超えて思考することができる。
(4)メタ認知力
自らを振り返り、失敗を成功の糧とすることができる。
(5)思いやり
互いを思いやり、尊重し認め合い、共感することができる。
(6)エージェンシー
自身の成長にとどまらず、それらを活かして身近な社会をよりよくすることができる。
●特色ある教育活動について
桐蔭学園小学校では、カリキュラムを組み、授業で前述6つの力をつけることができるよう実践しています。個人の先生の名人芸ではなく、学校全体で取り組み、どの教員にあたっても6つのキーコンピテンシーをしっかり身につけることができるようなシステムになっています。そして6つの力をつけ、その子の良さをも伸ばし、中等教育学校へ送り出します。これが桐蔭学園小学校の教育です。ここで「見えない学力」「見えにくい学力」をしっかり広げていくことが最終的には学力がしっかり身に着くことへ繋がっていくと考えています。
桐蔭学園小中12年間一貫教育、組織で指導を行っています。小学校4年・5年・6年の一番大事な時に友達とともに協働的に難しいものでもチャレンジし力をつけていきます。
◆アクティブラーニング型授業
アクティブラーニング型授業とは、「主体的で対話的な深い学び」をとり入れた授業です。教師が一方的に知識伝達をする講義型だけの授業ではなく、ペアワークやグループワーク、ディスカッションなどの協働学習をはじめ、調べたり、まとめたり、プレゼンテーションしたりして、児童が主体的・対話的に取り組む学習形態です。全ての教科で積極的に展開しています。
◆探究
探究的に学習することで、順序立てて考えたり、見通しを立てて掘り下げたりし、新たな「知りたい」「やりたい」に出会います。思考力や問題解決能力を育みながら、何事にも一生懸命にチャレンジしようとする心、最後まで諦めずに全力で向かう気持ちを大切にし、「もっとできるようになりたい」「もっと知りたい」「もっとやりたい」という主体性や向上心を養います。
◆キャリア教育
総合学習や道徳の授業をはじめ、委員会活動や学校行事、異学年交流などを通じ、周囲に目を配り、コミュニケーションを図り、他者と協働できる力を磨きます。自らの力を生かして、身近な集団や社会がよりよくなるように行動できる人材を目指します。また、自分の将来について考える機会として、総合学習での活動や、委員会や行事の運営をより一層児童主体にしています。
各教科の取り組みにつきましては、本校の「教育実践」を是非一度ご覧ください!
https://toin.ac.jp/ek-vs/?cat=7