湘南学園は、江の島の海に近い閑静な住宅地に位置します。その誕生は1933年。「一人ひとりの子どもの個性を大切に伸ばし、社会に貢献する人間へと育てる教育を行う学校をつくりたい」という地元の有志と、その熱意に賛同した教師によって学校が作られました。その精神を今に引き継ぎ、のびのびとした家庭的な雰囲気のなかで、教師と家庭が手を取り合いながら子どもたちを育んでいます。

湘南学園小学校の教育は、豊かな学力と人間性を追求するものです。豊かな学力とは、幅広い分野に興味をもち、自ら主体的に追求して学ぶための基礎となる知識や技能、意欲のことです。そのような力を育むため、教科学習においては教科の本質と学び合いを大切にした授業を通して、基本的なリテラシーと学ぶ意欲を育てます。また総合学習ではさまざまなテーマをもとに、本物の体験や人との出会いを大切にした探究学習を展開し、体験と学習を結びつけながら認識の広がりと深まりをはかります。このことにより問題解決能力を育てていきます。また個性を伸長するとともに、倫理的に考え行動することができるよう、子どもたちの全人格的な成長も大切にしています。そのために異学年での交流の機会なども大事にしています。

質の高い学習活動を支えるため、専門性が必要な授業は教科担任制を導入しています。国語・算数・社会・生活・総合は担任が、理科・音楽・図工・体育・家庭は専科の教師が担当しています。ネイティブの教師による英語の授業も行っています。