「本校では、子どもたちが望む進路を実現できるようにバックアップしていきます。子どもたちが自己実現するために、中学受験というチャレンジを経てステップアップしていってほしいのです。ですから、テストの点数や倍率、偏差値などで進路を決めるのではなく、自分が将来こんな仕事をしたい、こんな人になりたいという希望を重視しています。進学先を考える時に一番大切にしていることは、その中学校が児童に合っているかどうかです。教員たちは一人ひとりに寄り添って、その子の特性をとらえ、児童と保護者と一緒になって進路について考えていきます」（校長・西島先生）

「“人を育てる”というベースの上に中学受験というチャレンジがあると考えているので、仏教を通した情操教育や宿泊行事なども大事にしています。合格をゴールとするのではなく、中学受験というチャレンジを通して、自らの未来をつかみとる“つきぬける力”を培っていきます。不確実性が高まる時代に生きていくためには、自己選択できる力が重要です。本校では、内部進学を希望する児童も含めて、全員が中学受験をします。全員で取り組む集団力により、個々の力がさらに発揮されるのです。中学受験を通して自己選択できる力を育み、それに向けて全員で取り組めることが本校のよさだと考えています」（教頭・百瀬先生）

100％
※宝仙学園中学校共学部理数インター進学する場合も受験する必要があり、他校との併願も可。

□オリジナル教材
「宝仙 漢字ドリル」（4年生～）、「宝仙　算数問題集」（4年生～）などを使用。
 
□教科担任制
高学年はすべての教科が専科教員。
 
□放課後学習活動
学校のカリキュラムと連携した放課後学習活動「宝仙 Nobiruba（ノビルバ）」（外部連携）は、1年生から6年生まで受講可。
 
□習熟度別授業
5年生から国語と算数で週2回実施。10人～20人のグループに分かれ、学力に合った教材を使用する。
 
□ICT機器を用いたeラーニング
記憶を定着させる「Monoxer（モノグサ）」などを活用。
 
□教員による受験校選びのアドバイス
教員が児童一人ひとりに寄り添って、受験校選びをサポート。
 
□内部模試
6年生の2学期に宝仙オリジナルの校内テストを実施。毎年の受験データと照らし合わせ、進学指導の重要な資料となる。
 
□移行学習
各学年の学習内容を少しずつ集約し、次の学年の内容を移行。6年生の1学期には小学校の学習内容を修了させ、その後は発展的内容の学習や、中学受験に向けた演習などの授業を行う。

●放課後学習でセーフティーネットを構築
全学年の希望者を対象に行っている放課後学習教室「宝仙 Nobiruba（ノビルバ）」は、外部による運営ですが、学校と連携してカリキュラムや進度に合わせた指導を行っています。1・2年生が受講できる「基礎学力コース（国語・算数・英語）」は、iPadを用いた「個別進度学習」です。3年生以上が受講できる「中学受験コース（国語・算数）」は、学校の学習進度と合わせた内容の演習などを講義形式で実施。学校に残って学習ができるので通塾の負担がなく、睡眠時間の確保など、心身の健康にも配慮した学習環境を整えています。
 
●教科担任制だからこそできる「研究」
同校では、教員の専門性を活かした、教科担任制を導入。専科（理科・社会・音楽・図工・生活家庭・体育・英語）はもちろん、5年生からは、国語・算数も教科担任制となります。
教員たちは研究の時間を確保することができるため、授業の充実はもちろん、オリジナル教材の作成なども実現。学習内容の移行は、決して進度が速いのではなく、基礎学力の充実に十分な時間を割き、その上に応用的思考力を育てられるように、緻密な分析を行った上で、独自カリキュラムを展開しています。